チーム全体でのDiveの利用状況・作成状況・経済効果を1つの画面で確認できる機能です。期間・グループを絞り込みながら、「どれだけ使われているか」「ノウハウがどれくらい手順書化されているか」「教育や質問対応にかかっていた時間がどれだけ代替できているか」を数値とグラフで把握できます。導入後の社内共有、稟議の更新、上位への報告などにご利用ください。
なお、[経済効果・ROI] タブはオーナー / チーム管理者のみ表示されます。
活用レポートとは
期間内のチームのDive利用実態を集計するレポート画面です。次の3つの観点に分けて表示します。
- 閲覧・活用:誰が・どの手順書を・どれだけ見たか
- 下書き状況:作成途中・差し戻し・滞留している手順書の状況
- 経済効果・ROI:閲覧・公開実績から算出される時間/金額の削減効果(オーナー / チーム管理者のみ)
すべての数値は、選択した期間・グループ・ユーザー範囲に対して集計されます。
ページの開き方
サイドバーの [活用レポート] から開けます。表示できる範囲はユーザー権限により異なります(オーナー / チーム管理者は全体、グループ管理者は自分が管理するグループ、メンバーは自分自身)。
期間とフィルタを指定する
- 画面上部の期間プリセット([直近1週間] [直近1か月] [全期間] など)から選ぶか、[期間] のカレンダーで開始日・終了日を指定する
- 必要に応じて [グループ] でフィルタを掛ける(複数選択可、階層選択可)
- すべての KPI と表が、選択した期間・グループに対して再集計される
[閲覧・活用] タブで見える指標
このタブでは、期間内に手順書がどれだけ現場で使われたかを示します。グループ別・ユーザー別の表でドリルダウンできます。
主な指標
- 閲覧数:期間中に手順書が開かれた合計回数(同じ人が同じ手順書を複数回見た場合もそれぞれ1回)
- アクティブユーザー数:期間中に1回以上手順書を見たユーザーの人数(浸透度の指標)
- 参照手順書数:期間中に閲覧された手順書の本数(重複なし)
- 繰り返し利用倍率:1本の手順書が平均何回見られたか(= 閲覧数 ÷ 参照手順書数)
- 作成時間(h):手順書の編集・作成にかかった実作業時間の合計
- 公開回数:期間中に新規公開または改訂公開された手順書の合計回数
グループ・ユーザー軸
手順書軸
未閲覧手順書の確認
手順書一覧の上部にある [全て / 閲覧あり / 一度も未閲覧] フィルタで、まだ一度も見られていない手順書を絞り込めます。作ったまま使われていない手順書を発見し、周知 / 改善のきっかけにできます。
[下書き状況] タブで見える指標
このタブでは、作成途中で止まっている手順書を可視化します。完了済(公開済)は含まれません。
- 下書き中:作成者が編集を続けている手順書
- 差し戻し:承認フローで却下された手順書
- 滞留:最終更新から長期間動いていない手順書
誰の手元で何件止まっているかをユーザー別に把握し、運用のボトルネックを特定できます。
[経済効果・ROI] タブで見える指標(オーナー / チーム管理者のみ)
閲覧・公開の実績から、「Diveがなければ発生していた時間」を金額換算して表示します。算出ロジックは3つの内訳で構成されます。
効果の内訳
-
A. 初期教育代替 = 期間内の初回閲覧件数 × 1件あたりの旧来教育時間(既定30分)
新人がベテランから口頭で教わっていた時間の代替分です。 -
B. 質問代替 = 期間内の再閲覧件数 × 1件あたりの旧来質問対応時間(既定15分)
「ちょっと先輩に聞きに行く」を手順書で自己解決した分の代替効果です。 -
C. 作成効率化 = 期間内の公開回数 × (旧来作成時間 − Diveでの作成時間)
既定では旧来90分 − Dive 15分 = 75分/本の節約を計算します。実測の編集時間が取得できているときはその値を使います。
合計効果時間と合計効果金額、現在のプランの月額に対する ROI倍率、ならびに 投資回収期間 が画面上部に表示されます。
前提値を自社の数値に合わせる
計算の前提となる単価・分数は、[効果の内訳]の各設定項目 から自社の実情に合わせて変更できます。
- [効果の内訳] にある次の項目をクリックして、編集を開始する
- 平均人件費(円/時)
- 初回閲覧 1件あたりの旧来教育時間(分)
- 再閲覧 1件あたりの旧来質問対応時間(分)
- 旧来の手順書作成時間(分/件)
- Dive での標準作成時間(分/件、実測値がない時の既定)
- 保存する
変更後、KPI と内訳が新しい前提値で再計算されます。
個別ユーザーのドリルダウン
表の中のユーザー行をクリックすると、そのユーザーの活用状況を詳細に確認できます(個別ユーザー活用レポート)。
- 日別の閲覧推移
- 時間帯別の閲覧パターン(朝礼前 / 作業中 / 振り返り の使われ方)
- 曜日別の閲覧パターン
- 繰り返し見ている手順書ランキング
- 閲覧履歴(時系列)
「特定の人がよく見ている手順書」「使われている時間帯」など、現場の実態を確認したいときに有効です。
Excelで出力する
各タブの右上 [Excel出力] から、画面表示中の集計内容をExcelファイルでダウンロードできます。社内資料や報告書への貼り付け、月次レポートへの転記にご利用ください。
出力対象は現在のタブ・期間・フィルタです。経済効果・ROIタブを出力すると、KPI・内訳・前提値・グループ別/ユーザー別の集計がシート分けで出力されます。
提案資料・社内報告に活かすときのポイント
活用レポートの数値はそれぞれ異なる側面の効果を示します。状況に合わせて使い分けることで、人工削減以外の観点でもDiveの導入効果を示しやすくなります。
「自己解決度」を示したいとき
「先輩に聞かずに、自分で手順書を見て解決できているか」を示します。
- 繰り返し利用倍率:1.0 は「1回見ただけ」、2.0以上で「繰り返し参照されている」、3.0以上で「現場で頼りにされている」と判断します
- アクティブユーザー数 / 在籍人数:現場の何割に浸透しているか
- B. 質問代替 (経済効果タブ):再閲覧件数 × 質問対応時間の代替金額
「ノウハウの可視化」を示したいとき
属人化していたノウハウが手順書として形になっている量を示します。
- 公開回数:期間内に新規公開・改訂された手順書の本数
- 参照手順書数:実際に現場で使われている手順書の本数(眠っている資産の対比に使えます)
- 未閲覧手順書数:作ったが現場に届いていない手順書(改善余地として提示)
- C. 作成効率化 (経済効果タブ):旧来作成時間との差分による削減効果
「教育効率」を示したいとき
新人教育・OJTの時間削減効果を示します。
- A. 初期教育代替 (経済効果タブ):初回閲覧件数 × 教育時間の代替金額
- 個別ユーザーの初回閲覧件数:新人ごとに、ベテランから教わらずに自走で学習した手順の数として読めます
- 時間帯別の閲覧パターン:朝礼前・作業中・夕方の振り返り など、教育シーンでの実利用が見えます
「理解度の可視化」を示したいとき
活用レポートだけでは閲覧した「量」までしか測れません。理解度そのものを示したい場合は、Diveの次の機能を組み合わせて運用します。
- 設問機能:手順ごとに設問を設置し、正答するまで次の手順に進めないようにすることで、理解の確認ができます(参考:手順毎の設問設定)
- スキルマップ:教育計画と評価基準(Lv1〜Lv4)を組み合わせて、習熟段階を継続的に評価・追跡できます(参考:スキルマップを設定しよう)
「設問の正答率」「スキルマップ上のLv変化」を活用レポートの閲覧数と組み合わせると、量(閲覧)と質(理解)の両面を1つの報告に整理できます。
習熟日数の短縮を金額化しにくい場合の代替指標
習熟日数の短縮は、業務内容・人材構成によっては定量化が難しい場面があります。その場合は、上記の指標から次のような切り口で導入効果を示せます。
- 「先輩への質問が減った」を「B. 質問代替」の累計金額で示す
- 「手順書を作る作業自体が早くなった」を「C. 作成効率化」と編集実時間で示す
- 「現場で使われている/いない手順書が見える」を「未閲覧手順書数」「繰り返し利用倍率」で示す
- 「教育の質を揃えられた」を「アクティブユーザー数」「設問正答率」「スキルマップLvの分布」で示す
これらは月次・四半期で推移を追うことで、累積効果としての提示もしやすくなります。