このたび、活用レポートを新設いたしました。動画手順書ツールにありがちな「作って終わり」を脱し、「現場で使われているか」「いくらの効果が出ているか」を1画面で見渡せる状態にしています。本記事では今回のアップデートのポイントをご紹介いたします。
活用レポート新設について
これまでDiveには、ユーザー個別の利用状況を確認するページはあったものの、チーム・グループ単位で「使われ方」と「効果」を見渡せる場所がない状態でした。「導入したけれど、どれくらい効いているのか分からない」というお声に応える形で、今回チーム横断のレポート画面を新設いたしました。
●活用レポートが扱う3つの軸
- ①投資:手順書をどれくらいラクに作れているか(作成時間)
- ②価値:作った手順書が現場で繰り返し見られているか(閲覧の積み上げ)
- ③経済効果:①と②を時間・金額に換算した削減効果(およびROI)
これによりDiveは「手順書を作るツール」から、「現場での活用とその効果を、お客様自身で検証できるプラットフォーム」へと位置付けが変わります。
機能①:3軸での活用状況確認
従来は「うちの誰がどれくらい使っているのか」「どの手順書が見られていて、どれが死蔵しているのか」を確認するには、個別ページを1つずつ見て回る必要がありました。今回のリリースでは、グループ軸 / ユーザー軸 / 手順書軸の3軸をワンクリック切り替えで、同じデータを別の切り口から把握できるようにいたしました。
●Diveが最重要視する指標:「繰り返し利用」と「リピート率」
- 繰り返し利用(グループ・ユーザー軸):1本の手順書が平均何回見られたか
- リピート率(手順書軸):その手順書を見た人が、平均何回見直したか
どちらも値が大きいほど、「現場で繰り返し参照されている=先輩に聞かずに自己解決できている」状態を示します。Diveの核心価値はここにありますので、画面上は太字+色付け(≥3 緑 / ≥2 青 / ≥1.3 灰 / <1.3 オレンジ)で最も目立つ形で表示しています。
●その他の主要表示
- 未活用ユーザー / よく利用しているユーザー:「誰に声がけすれば活用が広がるか」「誰の使い方を横展開すべきか」を即座に把握
- 死蔵手順書フィルタ:手順書軸で「一度も未閲覧」を選ぶと、作ったまま見られていない手順書が一覧化
- 日次推移グラフ:閲覧や繰り返し利用のトレンドを時系列で確認
- ドリルダウン:グループ → 配下のグループ → ユーザー個別と、行クリックで深掘り
レポート上のユーザー名・メンバー一覧から、個人別の利用履歴ページへワンクリックで深掘り可能。個人の利用状況も活用レポートとしてリニューアル。上記の計算もととなっている、個人のフォーカスした詳細データが確認できます。このページは対象者の本人も閲覧できます。
機能②:経済効果・ROIタブ — 削減工数と料金対比を金額換算
これまで「Diveでどれだけ工数が削減できているか」を語るには、お客様ご自身でデータを集めて電卓を叩く必要がありました。経済効果・ROIタブでは、活用データに前提値(時給・代替時間)を掛け合わせて、節約金額・節約時間・ROI倍率・投資回収期間を自動算出いたします。Admin / TeamManager 権限の方にのみ表示されます。
●効果の内訳(A / B / C の3カード)
- A. 教育(初期教育代替):新人が先輩に手取り足取り教わらず、手順書で自己学習できた分
- B. OJT(質問代替):「忘れたのでもう一度教えて」を、Diveで自己解決できた分。Diveの核心価値として青で強調表示
- C. 作成(手順書作成効率化):従来のExcel・紙ベース運用と比較した、作成時間の短縮分。実測データがある手順書には「実測」、無いものは「前提値」のタグが付きます
●ROIの見せ方
- 節約金額 vs 月額料金の対比、ROI倍率、投資回収期間まで一画面に集約
- 「いくら払って、いくら戻っているか」を、稟議資料にそのまま転用できる形で表示
これにより活用レポートは、現場活用の確認だけでなく「経営層への定期報告に使えるダッシュボード」としても機能するようになります。
また、削減効果の数値は、お客様によって前提が大きく異なります。「うちの先輩の時給はもっと高い」「教育に1人あたり1時間かけている」といった現場感覚を、お客様ご自身で前提値として設定できまするようにいたしました。
●編集できる前提値(カッコ内はデフォルト値)
- 人時単価(3,000円/h)
- 初回閲覧あたり教育代替(30分/件)
- 再閲覧あたり先輩質問代替(15分/件)
- 従来作成時間(90分/件)
- Dive作成時間 フォールバック(15分/件)
- 改訂時の追加時間(30分/件)
●運用のおすすめ
- デフォルト値は控えめな目安に設定しています。導入直後はそのままで、1〜2か月運用してから現場感覚に合わせて調整いただくのがおすすめです。
- 稟議では「控えめな前提値で計算しても、これだけの効果が出ている」という見せ方が最も効きます。前提値を背伸びさせると社内チェックで弾かれやすいため、各値は1段階控えめに置くのが定石です。
- 変更した前提値はチーム全体に保存されます。複数の管理者で値の認識が揃いますので、報告のたびに数字が動くことを防げます。
⑤そのほかの改善
- Excel出力:活用レポートの全データ(概要タブ + 経済効果タブ + 前提値)をExcelでダウンロード可能。シート名・カラム名は画面と完全一致のため、稟議・経営報告にそのまま転用できます。
- 柔軟なフィルタ:期間(全期間 / 今日 / 1週間 / 1か月 / 3か月 / 6か月 / 1年 + 自由日付)、グループ階層、権限の複数組み合わせに対応。絞り込み結果の対象ユーザー数もその場で確認可能。
- グループ管理者権限の自動制限:グループ管理者権限の方は、ご自身の直属グループとその配下のみが集計対象として自動でセットされます。配慮の必要な情報を権限なく見られない設計になっています。
- 個人レポートへのワンクリック遷移:
- グループ表記の統一:「祖先パス / 名前」の表記を全画面で統一。組織が深くなっても同名グループの取り違えが起きにくくなります。
既存ユーザーのみなさまへ
本機能は追加リリースです。既存の手順書・ユーザー設定・グループ設定への影響はありません。前提値もデフォルト値が自動適用されますので、お申し込みや初期設定なしで、本日からそのままご活用いただけます。
なお、編集セッション(作成時間)データは 2026-04-27 以降 の収集分から集計対象となります。それ以前の作成時間は計測されておりませんので、過去をさかのぼって見ると作成時間は前提値ベースとなる点のみご了承ください(活用状況・経済効果の他の数値は過去分も対象です)。
動画手順書ツールを「作って終わり」にせず、「使われている/効いている」をお客様ご自身で毎月ご確認いただける状態へ。今回のアップデートが、現場DXの定着フェーズのパートナーとなれば幸いです。
今後ともDiveをよろしくお願いいたします◎