このたび、現場展開・運用管理に関わる機能群を大型リリースいたしました。「現場にDiveを行き渡らせる」「外部に安心して共有する」「いつでも支援できる」といった、運用フェーズの体験を大きく改善する内容です。本記事では今回のアップデートのポイントをご紹介いたします。
①QRコード一括印刷
これまでQRコードの印刷は1手順書ずつしかできず、現場・棚・機械・工程ごとにDiveを貼り出していくには、何度も印刷を繰り返す必要がありました。今回のリリースで、複数の手順書・フォルダをまとめてA4用紙に並べて印刷できるようにいたしました。
●選べる印刷レイアウト
- A4 1面 / 4面 / 9面 / 24面から選択。掲示する場所のサイズに合わせて使い分けが可能
- 大きく掲示したい場合は1面、棚札のように細かく貼りたい場合は24面、現場標準なら4〜9面、といった運用がそのまま実現できます
●表示する情報を細かく制御
- 手順書名 / 概要 / ステップ数 / URL / サムネイルを個別ON/OFF
- 「フォルダだけ」「手順書だけ」「このフォルダ自身も含める」のセクション単位の出し分けにも対応
- レイアウトと表示項目に応じて、QRコードのサイズが自動で最適化されます
これによりQR運用は「まずは試しに1枚」から、「現場一斉展開を1回の印刷で完結」させる運用へとスケールできるようになります。
②ユーザー管理UIを一新
これまでのユーザー管理画面は、グループ・メンバー・招待・移動・権限変更などの機能が縦長に積み上がっており、「誰が・どのグループに・どの権限で属しているか」を一望することが難しい状態でした。今回、画面の構造そのものを作り直しました。
●新しいユーザー管理の構造
- 左:グループツリー / 右:メンバー一覧の2ペイン構成。グループを選ぶと右ペインがそのグループのメンバーに切り替わります
- メンバー詳細はスライドイン表示:行をクリックすると右からスライドインで詳細が開き、画面遷移なく権限・所属グループ・連携状態をその場で編集
- 絞り込みバー:氏名・メールアドレス・権限での即時フィルタ
- スコープバー:「自分の管轄のみ」「チーム全体」をワンクリック切替(権限に応じて選択肢が変化)
- 一括操作バー:複数メンバーを選択すると下部に表示。グループ追加・権限変更などをまとめて実行できます
●招待・連携まわりの整理
- 招待モーダル:メールアドレス入力 + グループ・権限指定を1モーダルに集約
- グループ追加モーダル:選んだメンバーを所属グループに追加する操作を独立化
これによりユーザー管理は「縦長フォームを上から下まで埋める作業」から、「組織図とメンバーリストを行き来しながら、必要な変更だけをその場で行う」運用画面へと変わります。100名・1000名規模になっても破綻しない構造を目指しています。
③機能ごとの利用許可ユーザー権限
これまでDiveでは、各機能の利用可否がロールごとに固定されており、「うちは現場メンバーにも手順書PDFを出させたい」「逆に外部共有URLは管理職以上に絞りたい」といった、お客様ごとの運用ポリシーに合わせた絞り込みができませんでした。今回のリリースで、機能単位でロールごとの利用可否を管理者画面から設定できるようにいたしました。
●設定できる機能(初期リリース)
- 手順書のファイル出力(PDF / Excel / MP4):手順書をDiveの外に持ち出す機能。情報持ち出しのポリシーに応じて絞り込み
- フォルダのExcel出力:フォルダ単位の棚卸し出力(手順書情報・URLを含む)
- 外部共有URL発行:社外に対して期限付きでURLを発行する機能
●設定の単位
- 「全員(ゲスト含む)」「Member以上」「Creater以上」「Manager以上」「TeamManager以上」「オーナーのみ」から選択
- 許可されていないロールでは、該当のボタン・メニュー自体が非表示になります。「ボタンは見えるが押すと弾かれる」ではなく、最初から見えない設計のため、現場の混乱を生みません
- 「デフォルトに戻す」ボタンでDive推奨の初期値に1クリックで戻せます
これによりDiveは、お客様ごとに「現場の自由度」と「情報ガバナンス」のバランスを自社のポリシーに合わせて調整できる運用基盤になります。今後も対応機能を順次拡充してまいります。
④外部共有URL発行管理
Diveでは以前から、社外の協力会社・取引先・新人候補者などに期限付きの外部共有URLを発行して手順書を見せる機能をご提供しておりました。一方で「いつ・誰が・何を・いつまで共有しているか」を一覧で確認・管理する仕組みがなく、発行済みURLのガバナンスがご担当者任せになってしまっていました。今回、発行済み外部共有URLの管理画面を新設いたしました。
●管理画面でできること
- 発行済みURL一覧:誰が・いつ・どの手順書を・どの期限で共有しているかを一画面で確認
- 期限の延長・短縮:「あと1週間延ばしたい」「もう公開を止めたい」を即座に反映
- 無効化(リボーク)と復元:誤って共有してしまった場合や情勢が変わった場合に、即時無効化が可能。誤操作の場合は復元もできます
- 有効・無効の表示切替:通常は有効なURLのみ表示、必要に応じて無効化済み・期限切れも表示
●権限ごとの参照範囲
- 一般のメンバー:自分が発行したURLのみを表示。自分の責任範囲だけを管理する設計です
- Admin / TeamManager:「自分のみ / チーム全体」をトグル切替。社内全体の共有状況を俯瞰する監査・棚卸し用途にもご活用いただけます
これにより外部共有は「発行して終わり」から、「常に見える場所で管理する資産」へと位置付けが変わり、社外共有を含む情報セキュリティ運用にも安心してご活用いただけます。
⑤遠隔支援のスマホ対応
これまで遠隔支援機能は支援する側(先輩・管理者)はPCからのみご利用いただける構成でした。一方で支援を求める現場の発生は移動中・出張中・別現場巡回中などPCを開けない状況でも頻発し、「支援要請に気づいたが、すぐに応えられない」というギャップがあった機能でした。今回のリリースで、支援する側もスマートフォンから対応できるようにいたしました。
●スマホ対応で変わること
- 外出先からも支援要請に応答:移動中・出張先・現場巡回中でも、スマートフォンで通話・画面共有・アノテーションが可能
- 応答までの時間が短縮:現場で困っているメンバーを長時間待たせずに済むため、現場停止リスクが減ります
- 支援する側・される側どちらもモバイルのシナリオも成立。例:本社の管理者が外出中スマホで、現場の作業者のスマホ/スマートグラスからの支援要請に応える
支援開始時のメッセージ表示や、通話画面のレイアウトなど、スマホサイズでの操作性も合わせて改善しております。
これにより遠隔支援は「PCの前にいる時だけ機能する仕組み」から、「先輩がどこにいても、現場の困ったを助けられる仕組み」へと進化します。
⑥そのほかの改善
- 削除・取り消しロジックのリファクタ:手順書・フォルダ・メンバーの削除や取り消し処理を整理し、誤操作からの復元動作を一貫した仕様に統一しました
- フォルダ移動の安全化:ドラッグ&ドロップによるフォルダ移動時の誤投下を防ぐためのガード処理を追加
- チームロゴのアップロード:管理者画面からチームロゴを設定でき、Diveをご自身のチームのブランドに合わせてご利用いただけるようにしました
- 外部共有URLのバグ修正:一部条件下でURL発行が失敗する不具合を修正
既存ユーザーのみなさまへ
本機能群はすべて追加リリース・既存挙動の改善です。既存の手順書・グループ・ユーザー設定・発行済みの外部共有URLへの影響はなく、本日からそのままご活用いただけます。
QR一括印刷は手順書一覧の選択操作から、ユーザー管理は左メニューの「ユーザー管理(グループ)」から、機能別の権限設定は管理者画面の「機能ごとの利用許可するユーザー権限」セクションから、外部共有URL管理は手順書プレビュー画面の共有メニューから、遠隔支援のスマホ対応はDiveアプリの最新版から、それぞれご利用いただけます。
機能別の権限設定は初期値はDive推奨のデフォルト値が適用されており、現状の運用と同じ挙動です。お客様の運用ポリシーに合わせて調整される際にのみ変更ください。
動画手順書を「作る・配る・守る・支える」のすべてを、現場の規模が大きくなっても回り続ける運用基盤へ。今回のアップデートが、皆さまの現場展開・運用ガバナンスの土台となれば幸いです。
今後ともDiveをよろしくお願いいたします◎