人事システムや Microsoft Entra ID・Okta などの ID 管理サービス(IdP)から、入社・異動・退職に合わせて、Dive のアカウントを自動で作る・変える・止める機能です。部署・役職・社員番号なども、あわせて Dive の名簿に届きます。業界標準の SCIM 2.0 に対応しています。
Enterpriseプランでご利用いただけます。設定はオーナーが PCブラウザから行います。シングルサインオン(SSO)と組み合わせて使うのが一般的ですが、SSO を使わないチームでも使えます。
人事の名簿の同期でできること
- 人事システム・IdP で追加した人を、Dive のユーザーとして作ります。メールアドレスの人は「招待中」で作り、メールアドレスの無い人はメール不要アカウントで作ります
- 名前・部署・兼務の部署・役職・ふりがな・社員番号・入社日・雇用形態・退職日の変更を、Dive の名簿に反映します
- 人事システム・IdP で無効にした人・削除した人は、Dive で無効化します。閲覧・教育の記録は残ります
- 人事の部署から所属グループを、役職から権限を決められます(後述の「部署・役職からグループと権限を決める(対応づけ)」)
同期で作られた人は、アカウント数を使います。権限は閲覧ユーザーで作ります(対応づけで変えられます)。オーナーの権限は、同期では付きません。
部署・役職そのものについては 部署・役職を登録する(名簿の部署・役職・ふりがな・人事の項目) をご参照ください。
設定方法
Dive で鍵を発行する
- サイドメニュー [オーナー向け機能] を開きます
- 上部タブの [セキュリティ] を選び、[人事の名簿の同期(SCIM)] のカードを表示します
- [人事の名簿の同期を使う] をオンにします
- [鍵(シークレット トークン)] の欄に、用途のメモ(例:Entra ID)を入力して [鍵を発行] をクリックします
- 表示された鍵をコピーします。鍵はこの画面でしか表示されません。人事システム・IdP の設定に貼り付けてから閉じてください
人事システム・IdP の側には、カードの [受け口の URL(テナントの URL)] に表示される URL(https://app.divedx.com/api/scim/v2)と、発行した鍵を設定します。
有効な鍵は5本までです。使わなくなった鍵は、一覧の [失効] で止めます。失効させた鍵を使っている人事システム・IdP からの同期は止まります。一覧の [最終利用] で、鍵が最後に使われた日時を確認できます。
Microsoft Entra ID の場合
- Microsoft Entra 管理センターの [エンタープライズ アプリケーション] で [新しいアプリケーション] を開き、[独自のアプリケーションの作成] を選びます
- アプリの名前(例:Dive)を入力し、[ギャラリーに見つからないその他のアプリケーションを統合します (ギャラリー以外)] を選んで作成します。名前の似たギャラリーのアプリが候補に出ても、選ばないでください
- 作成したアプリの [プロビジョニング] を開き、新しい構成を作ります
- [認証方法の選択] は [ベアラー認証] にし、[テナントの URL] に Dive の受け口の URL を、[シークレット トークン] に Dive で発行した鍵を入力し、[テスト接続] で接続できることを確認して保存します。作成した後は、左のメニューの [接続] で確かめ・変えられます
- [ユーザーとグループ] で、Dive に同期する人を割り当てます
- [プロビジョニング] の [マッピング](新しい画面では左のメニューの [属性マッピング])で、[Provision Microsoft Entra ID Groups] を無効([いいえ])にして保存します。Dive はグループの同期に対応していないため、有効のままグループを割り当てると、Entra ID の側でエラーになります。グループを割り当てた場合も、グループに入っている人は同期されます
- [プロビジョニングの開始] をクリックします([プロビジョニング] の [プロビジョニング状態] を [オン] にして保存しても始まります)
ユーザーの属性のマッピング([Provision Microsoft Entra ID Users])は、Entra ID の初期状態のままで、名前・部署・役職・社員番号が Dive に届きます。グループを割り当てて同期するには、Entra ID の側で Microsoft Entra ID P1 以上のライセンスが必要です(無料のテナントでは、ユーザーを1人ずつ割り当てます)。
同期は、[プロビジョニングの開始] の後、約40分ごとに行われます。すぐに確かめたい場合は、Entra ID の [オンデマンドでプロビジョニング] で、1人ずつ送れます。Entra ID の画面の操作は、Microsoft のヘルプでご確認ください。
Okta・人事システムの場合
Okta など、SCIM 2.0 に対応したほかの IdP・人事システムも、同じ受け口の URL と鍵で設定します。認証の方式は、鍵を使う方式(Bearer トークン)を選びます。設定の方法は、それぞれのサービスのヘルプでご確認ください。自社のシステムから送る場合も、SCIM 2.0 の規格に沿って送れば同期できます。
受け取る項目
| 人事システム・IdP から送る項目(SCIM) | Dive の項目 |
|---|---|
| userName | ログインのメールアドレス。メールアドレスの無い人は、社員番号などのログインID(メール不要アカウント)になります。ログインIDは、英数字と「.」「_」「-」だけで指定してください |
| displayName(名前) | 名前 |
| active | 有効・無効 |
| title | 役職 |
| department(enterprise 拡張) | 部署。「本部 / 部 / 課」のフルパスで送ります |
| employeeNumber(enterprise 拡張) | 社員番号(人事の項目) |
| Dive の拡張(urn:ietf:params:scim:schemas:extension:divedx:2.0:User) | kana(ふりがな)・hireDate(入社日)・employmentType(雇用形態)・leaveDate(退職日)・additionalDepartments(兼務の部署。「;」区切り) |
一覧に無い部署・役職が送られてきた時は、Dive の部署・役職の一覧に作ります。グループ(SCIM の Groups)は受け付けません。部署・役職からグループと権限を決めるには、対応づけを使います。
人事の値の扱い
- 部署・兼務の部署・役職・人事の項目は、送られてきた項目だけを人事の値にします。人事の値の項目には、[ユーザー詳細] で [人事の同期] の印が付き、名簿の画面・Excel からは変えられなくなります
- 送られてこない項目は、Dive で入れた値のまま残り、名簿の画面・Excel で変えられます
- 前に送られていた項目が送られなくなった時は、その値を外します
- 名前・ふりがなは、画面からも変えられます。人事から違う値が届くと、上書きされます
- ログインのメールアドレスは、同期では変えません(招待中の人の招待のメールアドレスだけ変えます)
同期で作られた人のログイン
メールアドレスの人は「招待中」で作られます。招待メールは自動では送りません。
- SAML の SSO を使うチーム:本人が SSO で初めてログインした時に、自動で結び付きます
- Microsoft Entra ID(OIDC)の SSO を使うチーム・SSO を使わないチーム:[ユーザー管理] でその人の [ユーザー詳細] を開き、右上の [・・・] から [招待メールを再送] をクリックします。本人は招待メールから登録します
- メール不要アカウントの人:初期パスワードは同期では配りません。[ユーザー詳細] の右上の [・・・] から [パスワードを再発行] で発行して配ってください
同期を使っている間は、SSO で初めてログインした人の自動登録(シングルサインオン(SSO)を設定する の手順4)は行いません。人事に載っていない人が SSO から入って、アカウントを使うのを防ぐためです。すでに登録されている人は、SSO でログインできます。
退職・無効化
- 人事システム・IdP で無効にした人・削除した人は、Dive で無効化します。名簿の記録と、閲覧・教育・力量の記録は消しません
- 人事システム・IdP で有効に戻すと、次の同期で Dive でも有効に戻ります
- オーナーは、同期で無効化できますが、有効に戻すのは [ユーザー管理] の画面からです(無効化したユーザーを復元する)
- チームの最後のオーナーは、同期では無効化しません
部署・役職からグループと権限を決める(対応づけ)
人事から送られてきた部署・役職をもとに、所属グループと権限を自動で決められます。設定はオーナー・チーム管理者が行います。
- サイドバーの [ユーザー管理] を開き、画面上部の [部署・役職] をクリックします
- [対応づけ] タブを開き、[対応づけを使う] をオンにします
- [部署 → グループ] で、部署ごとに Dive のグループを選びます。[対応の無い部署は、親の部署の対応を継ぐ] にチェックを入れると、グループを選んでいない部署は、親の部署のグループになります
- [役職 → 権限] で、役職ごとに権限を選びます。[対応なし(変えない)] の役職の人は、権限を変えません
- [変わる内容を確かめる] をクリックし、[当てた時に変わる内容](対象の人・権限が変わる人・グループに入れる・グループから外す)を確認します
- [保存して当てる] をクリックし、確認の画面で [保存して当てる] をクリックします
- 保存すると、人事の同期で入った人の権限と所属グループを、すぐに書き換えます。以後は、人事から変更が届くたびに当てます
- 当てるのは、人事から送られてきた部署・役職だけです。画面や Excel で入れた部署・役職からは決めません
- 権限は、閲覧ユーザー・作成ユーザー・グループ管理者・チーム管理者から選べます。設定する人が付けられる権限までです
- オーナーとゲストには当てません
- 対応表に出てこないグループ(Dive だけで作った、部署をまたぐグループなど)の所属は変えません
- 対応づけで決まる権限・所属グループは、名簿の画面・Excel からは変えられなくなります
アカウント数の上限に達した時
- アカウント数の上限を超える作成・有効化は行いません。人事システム・IdP の側にはエラーとして残り、次の同期でやり直されます
- [人事の名簿の同期(SCIM)] のカードに、作成・有効化できなかった人が日ごとに表示されます(直近30日)
- 作成できなかった人がいた日の翌朝8時ごろ、オーナーにメールでお知らせします(人数と日付だけを載せます)
- アカウント数を増やすと、人事システム・IdP の次の同期で作成されます
- 名前・部署などの変更と無効化は、上限に関係なく反映します
同期を止める
[人事の名簿の同期を使う] をオフにすると、同期は止まります。人事の値で変えられなくしていた項目は、名簿の画面・Excel から変えられるようになります。止めている間に人事システム・IdP から届いた変更は反映しません。
ご契約のプランが Enterprise でなくなった場合も、同期は止まります。カードでは、同期を止めることと、鍵を失効させることだけができます。
同期の有効・停止、鍵の発行・失効、同期による名簿の変更は、監査ログに記録されます(監査ログをCSV出力する)。
よくある質問
Q. グループも同期できますか?
A. グループの同期(SCIM の Groups)には対応していません。人事の部署・役職から所属グループと権限を決めるには、対応づけを使います。
Q. SSO を使っていないチームでも使えますか?
A. 使えます。メールアドレスの人には、名簿の画面から招待メールを再送して登録してもらいます。メールアドレスの無い人は、メール不要アカウントで作られます。
Q. 同期で作られた人の権限は何になりますか?
A. 閲覧ユーザーです。対応づけを使うと、役職から権限を決められます。名簿の画面から1人ずつ変えることもできます(対応づけで決まる人を除きます)。
Q. すでに Dive にいる人は、二重に作られませんか?
A. 名簿にいる人は、メールアドレスで突き合わせて結び付けます。同じ人を二重に作りません。
関連情報
シングルサインオン(SSO)を設定する(Microsoft Entra ID / SAML 2.0)