動画マニュアルを「作る」ことよりも難しいのは、現場に浸透させることです。とくに、そもそもマニュアルがゼロの状態から始める場合は、やり方を間違えると「誰も見ない動画集」になってしまいます。動画マニュアルは「資料」ではなく「仕組み」です。
浸透させるコツを、実践順にまとめます。
① いきなり完璧を目指さない(まずは3本)
最初から体系化しようとすると止まります。まずは、次のような“効きやすい”ものから3本だけ作ってみましょう。
- よく質問される業務トップ3
- 新人が必ずつまずく作業
- ミスが多い業務
最初は「実験」くらいの気持ちでOKです。
② 何を作るかは「現場の声」から集める
「次に何の手順書を作ればいいか」を、管理者が一人で抱え込む必要はありません。スキルの棚卸しのような重い作業から始めなくても大丈夫です。
Diveの「欲しい手順書」を使うと、現場のメンバー自身に「こういう手順書が欲しい」「ここで困った」を投稿してもらえます。新人や閲覧ユーザーやゲスト権限のメンバーを含む全員が投稿でき、同じものが欲しい人は「+1」で後押しできます。
- 自分が欲しいもの・自分が見て困ったことを、その場で投稿できる
- 「+1」が集まった順=本当に必要とされている順に、作る手順書を決められる
- 完成した手順書を要望に紐づけると、投稿した人へ「応えました」とお知らせが届く
こうして現場の“欲しい・困った”を起点に作っていくと、作っても使われない手順書を減らせます。使い方は 欲しい手順書(アイデア帳)の使い方 をご覧ください。
③ まず“1人の成功者”を作る
全員に一度に広げようとすると失敗します。まずは、素直な人・若手・成長意欲がある人など、1人に徹底活用してもらいましょう。
「動画を見たら早く覚えられました」——この成功事例が、一番の拡散力になります。
④ 作る人を1人にしない(作る文化を作る)
最初は導入担当者が作ってOKですが、ずっと1人でやると止まります。理想は次の状態です。
- 業務担当者が自分で撮る文化
- 「改善があったら撮り直す」文化
- 動画=資産という共通認識
コツは「撮影ハードルを極限まで下げる(スマホ・画面録画で十分)」「撮影したらアップロードしておくだけでOK」です。
⑤ 業務フローに組み込む(“見ないと損”の状態を作る)
浸透しない最大の理由は「見なくても困らない」からです。
❌「わからなかったら動画を見てね」→ 見ない
⭕「質問の前に動画を確認してね」
⭕「研修は動画視聴が前提」
⭕「動画視聴後に実践」
つまり、動画が業務フローの一部になることが必須です。
Diveでは特に、撮影の負荷低減・編集時間の短縮のためにAIを活用できます。細かく動画を撮影・用意せずとも、通しの動画を用意しておけば、解説内容・人の動きを解析して手順毎に動画を分割します。解説内容をもとにタイトル作成・文章作成なども行います。ぜひお試しください。