STEP2で整えた要素を、カット・並べ替え・速度調整 で組み立て、ムダのない作業動画に仕上げます。改善前後の比較は右下のグラフで常に確認できます。
本記事は作業分析シリーズのSTEP3です。全体像は 作業分析の概要と始め方 をご参照ください。
STEP3でできる3種類の編集
- カット:その要素を出力動画から除外(ムダ要素を消す)
- 並べ替え:要素の順番を入れ替える(動線・段取りを最適化)
- 速度調整(補正速度):要素ごとに 0.5×〜2.0× などの再生速度を設定(標準時間を圧縮)
STEP3では 「組替後」モード で表示が切り替わります。ガントは カット除外・速度適用後 の改善後タイムラインになり、要素一覧も 並び替え後の順序 で表示されます。
カットする
- 右上の要素一覧で、カットしたい要素のカット切替(ハサミアイコン)をクリックします
- カットされた要素はグレーアウトし、ガント・出力からも除外されます
- もう一度クリックすると元に戻ります
並べ替える
- 要素一覧でドラッグ&ドロップして順序を入れ替えます
- ガント(組替後)でもドラッグで並べ替えできます。カットした要素は配列位置を保持し、表示中の要素だけが動きます
速度を調整する
要素一覧の速度コントロールで、要素ごとに 補正速度 を設定します(例:1.5× で短縮、0.75× で強調)。標準時間 = 測定時間 ÷ 補正速度 として計算され、グラフに即反映されます。
改善前→改善後グラフで成果を確認する
画面右下に 作業構成グラフ(改善前 → 改善後) が表示されます。
- 左バー=改善前(STEP2で確定した基準)
- 右バー=改善後(現在の編集内容)
- 両バーの境界線が連結線で結ばれ、3区分それぞれの増減(傾き)が一目で分かります
右側の 成果カード に、短縮された時間が表示されます。
- 緑=改善(短縮された)
- グレー=変化なし
- 赤=悪化(時間が増えている)
カードには「測定 → 標準時間」「ムダ時間の変化」「ムダ率の変化」も併記されます。
編集をリセットする
画面下のツールバーから次の操作が行えます。
- [基準に戻す]:STEP3の改善(カット・並べ替え・速度)をすべて取り消し、改善前(基準)と同じ状態に戻します
- 元に戻す/やり直す(Ctrl+Z / Ctrl+Shift+Z):このステップ内の編集をUndo/Redo
STEP4に進む
画面下中央の [次へ] をクリックすると、STEP4(確認)に進みます。
うまく使うコツ
- まずは赤(ムダ)要素を一通り カット してから、付随作業の速度調整・並べ替えに進むと効率的です
- 速度を上げすぎると、現場で動きが追えなくなります。教育・標準作業の用途であれば 1.0×〜1.5× 程度が目安です
- 細かい動作(例:危険ポイント)は 0.75× などで強調 するのも有効です
- 並べ替えで動線を最適化すると、ムダ率以上に体感の効率が上がります