動画を「要素作業」に分け、それぞれを 正味作業/付随作業/ムダ の3区分で分類します。ここで整えた内容が 「現状(改善前)」 となり、STEP3(改善)の基準になります。
本記事は作業分析シリーズのSTEP2です。全体像は 作業分析の概要と始め方 をご参照ください。
STEP2を開いたときの状態
STEP1で [この動画で進める] をクリックすると、AIが要素作業時間を分析し、自動で要素の下書きが入った状態でSTEP2が開きます。動画の隙間(手待ち)は「手待ち」として自動補完されます。
あとは 下書きを微修正 していけばOKです。
3区分の考え方
- 正味作業(青):付加価値を生む作業(加工・組立・検査など、本来の目的そのもの)
- 付随作業(グレー):正味作業に付随して必要な作業(段取り・移動・準備など)
- ムダ(赤):本来不要な動き・待ち時間(探す・運ぶ・待つ・やり直しなど)
STEP3でムダを優先的にカット、付随を圧縮、正味を維持することで、効率的な作業動画に整えていきます。
要素の編集
区切りを微調整する(ガントの境界ドラッグ)
下のガントチャートで、要素のバー端をドラッグすると区切り位置を微調整できます。隣接する要素の端も連動して動くため、区切り全体が連続したまま保たれます。
区切りを増やす(再生位置で分割)
- 動画を再生し、分割したい位置で一時停止します
- ガント左上の [再生位置で分割] をクリックします
- その位置で要素が2つに分かれ、新しい要素は名前空欄・選択状態になります
要素名を入力する
右上の要素一覧で、各要素の名前を入力します。要素名は出力動画の字幕にも使われます。
作業分類(3区分)を変える
要素一覧の各要素のカラードット(青/グレー/赤)をクリックすると、正味作業 → 付随作業 → ムダ の順で巡回します。
要素を追加する
要素一覧右上の [追加]、または個別要素の操作から、隣接要素の時間を1秒分けてもらう形で新しい要素を追加できます。
要素を削除する
不要な要素は要素一覧のゴミ箱から削除できます。削除した区間は前(無ければ次)の要素が時間を吸収し、連続性が保たれます。
構成グラフで現状を把握する
画面右下に 作業構成グラフ が表示されます。3区分それぞれの占有時間が縦バーで可視化されるので、現状のムダ割合をひと目で確認できます。
下書きをリセット・再解析する
画面下のツールバーから、次の操作が行えます。
- [初期化]:STEP2の編集を取り消し、AI下書きの初期状態に戻します
- [再解析]:AIで要素作業時間を再度解析します(現在の分類・改善の編集は破棄)
- 元に戻す/やり直す(Ctrl+Z / Ctrl+Shift+Z):このステップ内の編集をUndo/Redo
STEP3に進む
整え終わったら、画面下中央の [次へ] をクリックします。現在の分類が 改善前の基準 として確定し、STEP3(改善)に進みます。
※ STEP3以降に進んだ後でSTEP2の構造(追加/削除/分割)や境界を変更した場合は、警告メッセージが表示されます(編集は破棄されません)。改善内容に影響する場合があるので、必要に応じてSTEP3を見直してください。
うまく使うコツ
- AI下書きをそのまま受け入れて構わない要素は、無理に細かく分けず、大きく分けることから始めるとスムーズです
- 「手待ち」要素は赤(ムダ)で自動補完されます。実際には付随作業として必要な待ちもあるので、現実に合わせて区分を変えてください
- 1要素=1動作にこだわらず、意味のあるまとまりで分けるとSTEP3でカットしやすくなります