動画手順書の作成をきっかけに、社内にある既存の手順書や資料も Dive で一元管理したい、さらにそれをもとに力量管理の労力から解放されたい、というご要望が増えてきました。今回のリリースでは、こうしたご要望に向けて、大きく3つの点を強化しました。
まず、Word・Excel・PowerPoint・PDF で作った今の手順書を、ファイルのまま登録して改訂・翻訳まで行える「ファイル手順書」を大きく広げました。あわせて検索を作り直し、読み・チームの辞書・意味からも探せるようにして、ファイル手順書の本文も探せるようにしました。スキルマップでは、今お使いの力量表(Excel)からのレベルの取り込み、評価日・評価者の明細の出力、手順書を改訂した後の再確認を期限つきで管理する機能を加えています。
①今ある手順書を、ファイルのまま登録・改訂・翻訳できるようになりました(ファイル手順書)
手順に分けずに、Word・Excel・PowerPoint・PDF のファイルをそのままの体裁で見せる手順書の呼び名を、「ファイルベース手順書」から「ファイル手順書」に改めました。フォルダでの整理・閲覧権限・承認と改訂・閲覧の記録は、ほかの手順書と同じように使えます。今回のリリースで、登録から改訂・翻訳までをファイルのまま行えるようにしました。
●新規作成の[今ある手順書を登録]から、ファイルのまま登録できます
サイドバーの[+]で選ぶ作成方法の[ファイルから作成]を、[今ある手順書を登録]に改めました。開いた画面にファイルをドラッグするか、クリックして選ぶと、ファイルごとに下書きができます。
- まとめて選べます。1つのときはその下書きがそのまま開き、2つ以上のときは、できた下書きの一覧と、作れなかったファイルとその理由が表示されます
- [Teams / SharePoint][Google ドライブ]にあるファイルからも登録できます
- 素材を通さずに登録するため、素材の一覧には並びません。AI は使わないので、AI処理の回数も使いません
- Word・Excel・PowerPoint は、登録したときに表示用の PDF を作り、画面でそのまま表示します。タイトルはファイル名、表紙は1ページ目になります
- 素材にあるファイルを使うときや、AI で手順に分けて Dive の手順書にするときは、同じ画面の[素材から選ぶ]から選びます。AI処理をしていない PDF・Office も選べ、取り込み方の一番上の[ファイルそのまま]でファイル手順書になります([全体を1手順に][1手順1スライド][スライドを選ぶ]は、AI処理が済んだファイルで使えます)
●編集画面で、ファイルを直接差し替えられます
手順書の編集画面の[基本情報]タブにある[ファイル手順書の設定]を作り直しました。これまでは、ファイルを直すたびに素材として上げ直してから選び直す必要がありましたが、[差し替え]から下書きのファイルを直接差し替えられるようになりました。差し替え元は[パソコンからアップロード][Teams / SharePoint][Google ドライブ][素材から選ぶ]から選べます。
- 差し替えても、前の Rev のファイルはそのまま残ります。編集画面の[改訂履歴を見る]では、各 Rev の行の[この Rev のファイルをダウンロード]から、その Rev の元のファイルを取り出せます(ダウンロードの権限の設定に従います)
- Excel(xlsx・xlsm)は、表示用の PDF の作り方を[変換方法]の[印刷設定][横1ページ幅][1シート1ページ]から選べます。横に広い表が何枚にも分かれて表示されるときにお使いください
●Windows の Office で、そのまま編集して保存できます(デスクトップで編集)
[ファイル手順書の設定]の[デスクトップで編集]を押すと、パソコンの Word・Excel・PowerPoint でファイルが開きます。Office で保存(Ctrl+S)すると、Dive の下書きのファイルがそのまま新しくなります。ダウンロードして直し、上げ直す手間がかかりません。
- Windows のパソコンで、Word・Excel・PowerPoint のファイルの手順書に使えます
- 編集できるのは、その下書きを作成している方です。承認に出している間は編集できません
- Office の上部に[編集を有効にする]が表示されたら押してください
- 編集している間は、手順書の編集画面に「デスクトップで編集中」と表示されます。この手順書を編集できるほかの方の画面には、誰が編集中かが表示されます
- Office を閉じると、表示用の PDF を作り直します
●ファイル手順書と手順の PDF を、翻訳して見られます
ファイル手順書を開いた画面の上部にある翻訳のボタンから言語を選ぶと、Word・Excel・PowerPoint・PDF を体裁を保ったまま機械翻訳し、訳したファイルを表示します。言語を選ぶ画面は、ほかの手順書のプレイヤーと同じ[言語設定]です。
- 元のファイルは書き換えません。訳を見ている間は「機械翻訳(言語)」と表示され、[原文に戻す]で原文に戻せます
- 作った訳は、この手順書を見るほかの方も使えます。選んだ言語は端末に残り、次に開いたときもその言語で表示します
- 専門用語集を登録している場合は、その訳語を使って訳します。訳で見ている間は手順書名も選んだ言語で表示し、ダウンロードすると訳したファイルを取得できます
- スマートグラス・外部共有URLで見る方も言語を選べます。事前読込で言語を選んでおくと、訳したファイルもオフラインで見られます
- 1ファイル 20MB まで、文字の入った PDF は 300 ページ、スキャンした PDF は 20 ページまで訳せます
Dive の手順書でも、手順に表示している PDF を同じように訳して表示するようにしました。プレイヤーで言語を選ぶと、手順の文章・字幕・読み上げに加えて、PDF も選んだ言語の訳で表示します。
- 開いている手順と、その先の2手順の PDF から順に訳します。作っている間は原文のまま「(言語)に翻訳しています」と表示され、できると訳に切り替わります
- PDF の左下の[原文に戻す]で原文に、[機械翻訳を見る]で訳に切り替えられます
- 事前読込で翻訳の言語を選んでおくと、手順の PDF の訳も作って読み込み、オフラインで見られます
●そのほか
- ファイル手順書の本文を検索できるようになりました(②をご参照ください)
- ホームとサイドバーの[閲覧履歴]に、ファイル手順書も表示されるようになりました(2026年4月25日以降に開いた分も表示されます)
- スマートフォンでファイルを開いたときの上部のバーを、文字を大きくして見やすくしました(ファイル手順書・添付ファイルなど、ファイルを表示する画面すべて)
- 一度開いたファイル手順書は端末に残し、オフラインでも開けるようにしました(端末に閲覧データを残さない設定のチームと、50MB を超える PDF は除きます)
- フォルダの一覧でファイル手順書に付く札のアイコンを、元のファイルの種類(Word・Excel・PowerPoint・PDF)で表示するようにしました
●ご利用条件
ファイル手順書の登録・差し替えは、すべてのプランでご利用いただけます。[Teams / SharePoint][Google ドライブ]からの登録は、それぞれの連携をご利用いただけるプランとチームの設定に従います。デスクトップで編集とファイルの翻訳(手順の PDF の翻訳を含みます)は、Pro, Enterprise プランでご利用いただけます。詳しくは 今ある手順書をファイルのまま登録する(ファイル手順書)・Windows の Office でファイル手順書を直接編集する(デスクトップで編集)・ファイル手順書と手順の PDF を翻訳して見る(機械翻訳) をご参照ください。
②検索を作り直し、読み・チームの辞書・意味からも探せるようになりました。ファイルの本文も探せます
検索窓での検索を作り直し、語が文字どおりに一致しなくても探せる「あいまい検索」を強化しました。
●あいまい検索で強化したこと
- 読みで探せます。「てんけん」で「点検」、「締付」で「締め付け」の手順書が当たります。読みが同じでも別の語(「異常」と「以上」など)には当てません
- チームの辞書を使います。読み上げ辞書の読み、表記統一辞書の言い換え、専門用語集の各言語の表記でも当たります(例:ベトナム語の「bu lông」で「ボルト」の手順書)
- 誤字を許して当てるのは、語の長さに近い範囲に文字がそろうときだけにしました。長い本文の離れた所の文字を拾って当たることが減ります(例:「トルクレンチ」で「トルク…クレーン…レンチ」には当てません)
- 当たった手順書が少ない語ほど重く数えて並べます(例:「作業 校正」で探すと、「校正」を含む手順書が上に来ます)
- 1件も当たらないときに出す「もしかして」の候補を、手順書名に加えて手順名・使用物・タグからも、読みの近さも使って出すようにしました
- 語で当たった手順書が少ない(20件未満の)ときは、意味の近い手順書を「意味が近い」として下に足します
●ファイル手順書の本文も探せます
ファイル手順書(PDF・Word・Excel・PowerPoint)の中の文章も、検索の対象にしました。当たったページが表示され、押すとそのページで開きます。絞り込みの[ヒット箇所]には[ファイルの本文]を、[特徴]には[ファイル手順書]を用意しています。[AIで検索]も、ファイルの本文で当たった箇所を手がかりにして探します。
文字の入っていないスキャンの PDF は、本文では探せません(手順書名などでは探せます)。
●ご利用条件
すべてのプランでご利用いただけます。詳しくは 全文検索機能 をご参照ください。
③力量表の取り込みを広げ、評価の明細の出力と、手順書を改訂した後の再確認の管理を加えました
スキルマップで、今お使いの力量表(Excel)からレベルを取り込めるようにし、力量表の Excel に評価日・評価者を並べた明細を加えました。あわせて、スキルの関連手順書を改訂した後の再確認に期限を付け、済んだことを記録に残せるようにしました。
●今お使いの力量表(Excel)からレベルを取り込めます
スキルマップの[その他]→[レベル取込]で読める表を広げました。これまでは、[Excel出力]で出したファイルに半角の 1〜4 を記入したものだけを読んでいました。
- 人が行・スキルが列の表を読めます。見出しの行に「氏名」か「メール」の列と、スキル名の列が並ぶ形です。2段の見出し(上に工程・分類、下にスキル名)も読み、フリガナ・社員番号・No.・所属・役職・合計などの列は読み飛ばします。表紙や記入要領のシートが先にあるブックは、表のあるシートを探して読みます
- ○△× などの記号は、読み込んだ後に、値ごとにどのレベルにするか(または取り込まないか)を選べます。5段階の表のように 1〜4 の範囲の外の数字がある表は、数字も含めて読み替えを選びます
- [この表の評価日・評価者](任意)を入れると、取り込むレベルの評価日・評価者として残ります。入れないときは、取り込んだ日と取り込んだ方になります
- 表のメールアドレスがメンバーにない行や、同じ方に当たる行が2つ以上ある表(同姓同名など)は、別の方に書かないよう取り込みません。取り込めなかった行は、読み込んだ後の画面で確かめられます
- [レベル取込]は、Core プランからご利用いただけるようにしました(これまでは Pro, Enterprise プラン)。操作できるのはオーナー・チーム管理者・グループ管理者です
●力量表の Excel に「評価の明細」を加えました
スキルマップの[その他]→[Excel出力]と、[保管]した力量表を取り出した Excel に、「評価の明細」シートを加えました。メンバー×スキルごとに、レベル・評価日・評価者・出どころ(手入力・自動評価・Excel 取込・まとめて変更)・根拠(コメント)を1行ずつ並べます。表の上には、出力した方の名前も入ります。Pro, Enterprise プランでご利用いただけます。
●手順書を改訂した後の再確認を、期限つきで管理できます
スキルの関連手順書を改訂すると、前の版を最後まで実施した方のうち、新しい版をまだ実施していない方に「改訂後に未実施」の印が付きます。今回のリリースで、この再確認に期限を付け、済んだことを記録に残せるようにしました。
- 期限:スキルマップの[共通設定]→[自動評価]タブの「改訂後の再確認の期限」で、公開日の翌日から数えた日数を決めます(はじめは期限なしです)。過ぎると印が赤くなり「期限切れ」と表示されます。日数は改訂ごとに公開した時の設定で決まり、あとから変えても公開済みの改訂の期限は変わりません
- 人の対応:読み合わせや OJT で再教育したときは「済み」、担当を外れたなどで再確認が要らないときは「再確認の対象外」を、育成担当・管理者がコメントを添えて残せます。入口は教え子の一覧・スキル詳細・手順書の閲覧記録の[再確認の対応]です。新しい版を最後まで実施すれば、記録しなくても印は消えます
- 再確認が要らない改訂:誤字直しなど内容の変わらない改訂は、承認の依頼・公開の画面で「この改訂では再確認を求めない(誤字直しなど)」を選べます。公開した後でも、管理者が[改訂履歴を見る]で「再確認不要」にできます
- 再確認の記録:手順書の閲覧記録の[再確認の記録]で、前の版を実施した方ごとに、済んだか(新しい版の実施・残した対応)・期限切れかを Excel で出せます(Pro, Enterprise プラン)
- 教え子の一覧の[要再確認]の数に、期限を過ぎた数を「うち期限切れ」として添えます
- 期限のお知らせのメール:[自動評価]タブで[期限のお知らせをメールで送る]をオンにすると、毎朝8時ごろ、まだの方に期限の3日前・前日・期限の翌日にお知らせします。期限の翌日には、そのスキルの育成担当にもまとめて1通送ります(はじめはオフです)
●ご利用条件
スキルマップ(レベル取込・改訂後の再確認を含む)は、Core, Pro, Enterprise プランでご利用いただけます。Excel出力・保管・再確認の記録の出力は、Pro, Enterprise プランでご利用いただけます。詳しくは 既存の力量管理表(Excel)をDiveに移す・コース修了・資格取得・手順書の実績でスキルレベルを自動更新する・手順書を改訂した後の再確認を管理する(期限・対応の記録・再確認不要・記録の出力) をご参照ください。
●そのほか
- 個人ページから開くスキル詳細に、要再確認の印と[閲覧記録]のボタンが表示されていなかった問題を修正しました(10月9日以降)
④そのほかブラッシュアップ・不具合の修正
●手順書の作成
- 動画の区切りを手で1つにまとめて文章を入れた素材から手順書を作ると、AI の区切りで分け直され、まとめた区切りが上書きされることがある問題を修正しました
●手順書の削除・ゴミ箱
- ゴミ箱にある手順書は、開いて内容を確かめることはできますが、改訂・承認の依頼・公開はできないようにしました。もう一度使うときは、ゴミ箱から復元してください。フォルダに表示される手順書の数と中身が合わなくなることがあったための対応です
- ゴミ箱から復元するときに、ご自身の作業中の下書きが残っていれば、その下書きを引き継いで復元します
- 作成中の下書きや承認フロー中の版がある手順書を含むフォルダは、削除できないようにしました。どの手順書のどの版かを一覧で表示します
●手順書の閲覧記録
- [実施記録]で、公開中の版をそのまま直した後も、同じ設問の回答を同じ列に表示するようにしました(全版・特定の版で同じ決まりにそろえました)
既存のお客様への影響
保存されているデータ・設定に変更はありません。次の点をご確認ください。
- 「ファイルベース手順書」の呼び名を「ファイル手順書」に改めました。登録済みの手順書はそのままお使いいただけます。チーム設定の[ファイルベース手順書のダウンロード]も[ファイル手順書のダウンロード]になり、設定はそのまま引き継いでいます
- これまで[ファイルから作成]で行っていた、ファイルを AI で手順に分けて手順書にする操作は、[今ある手順書を登録]の[素材から選ぶ]から行います
- 改訂後の再確認の期限は、日数を決めるまでは付きません。初めて日数を決めると、すでに公開した改訂にも、それぞれの公開日から数えた期限が付きます(過ぎているものは「期限切れ」になります)
- 検索の並び順や当たる手順書は、あいまい検索の強化により、これまでと変わることがあります
- スマートフォン・タブレット用アプリ(iOS・Android は 5.0.8 以降)とスマートグラス用アプリ(DynaEdge・Vuzix・MiRZA・XREAL・RealWear は 2.1.4 以降)は、10月14日から更新が必須になりました。詳しくは 2026年10月14日に予定しているアプリ必須アップデートのお知らせ をご参照ください
今後ともDiveをよろしくお願いいたします◎