教育コースを修了したとき、資格が有効になったとき、スキルに紐づけた手順書をすべてやり切ったときに、その人のスキルレベルをDiveが自動で更新します。誰かが一人ひとりのレベルを付け直さなくても、スキルマップが最新の状態に保たれます。
Core / Pro / Enterpriseプランでご利用いただけます。紐づけの設定はオーナー / チーム管理者 / グループ管理者が、チーム全体の自動評価の設定はオーナー / チーム管理者が行います。
手動でレベルを確定する方法は メンバーのスキルレベルを設定する をご参照ください。自動更新を使っていても、手動での変更はこれまでどおり行えます。
手順書の設問と教育(コース)の確認テストのどちらで評価するかの目安は、手順書の設問と確認テストを使い分けてスキルを評価する をご参照ください。
自動更新のしくみ
スキルに「このスキルが身につくコース」「このスキルを証明する資格」を紐づけておくと、その人がコースを修了した時点、または資格が有効になった時点で、あらかじめ決めておいた到達レベルまでスキルレベルが上がります。
紐づけは1本の関係として保持されるため、コース側から設定してもスキル側から設定しても同じものを編集します。どちらか一方に登録し直す必要はありません。
自動更新は既定で有効です。紐づけを1つも設定していない場合は何も起こりませんので、使わないチームで勝手にレベルが変わることはありません。
もう1つ、スキルに紐づけた 関連手順書 をすべてやり切ったときに上げる経路があります。コースや資格を作っていなくても使えます(後述の「関連手順書をやり切ったら上げる」)。
コースとスキルを紐づける
入口は2つあり、どちらから設定しても結果は同じです。
教育コースから設定する
- サイドバーの[教育管理]から [教育] を開き、対象のコースを編集します。
- [身につくスキル] でスキルを選びます。
- スキルごとに [到達レベル](Lv1〜Lv4)を選びます。修了したときにこのレベルまで上がります。
- 保存します。
スキルから設定する
- サイドバーの [教育管理] → [育成] から対象グループのスキルマップを開き、[スキルマップを編集] をクリックします。
- 対象のスキルを選び、[紐づけ] タブを開きます。
- [このスキルが身につくコース] でコースと到達レベルを選び、保存します。
コースの作り方と割り当て方は 教育機能:コースの作り方・割り当て方・到達状況の見方 をご参照ください。
資格とスキルを紐づける
「この資格を持っていれば、このスキルは到達しているとみなせる」という関係を登録します。免許や社内認定がそのまま力量の証明になる場合に使います。
- サイドバーの[教育管理]から [資格] を開き、対象の資格を編集します。
- [この資格が証明するスキル] でスキルと到達レベルを選び、保存します。
スキル側からは、スキル定義編集の [紐づけ] タブにある [このスキルを証明する資格] で同じ設定ができます。
同じ [紐づけ] タブにある [紐づける資格] は向きが逆の設定です。こちらは「このスキルを実施するには、この資格が必要」という前提条件で、レベルは変わりません。保有状況の表示だけを行います。資格の登録と期限管理は 資格(免許・社内認定・健診)の期限を管理する をご参照ください。
関連手順書をやり切ったら上げる
スキルに紐づけた関連手順書を、その人がすべてやり切った時点でレベルを上げる設定です。コースや資格を用意していなくても、手順書の実施実績だけで運用できます。
設定は2か所に分かれています。どちらか一方でも未設定の場合は動きません。
- 何レベルまで上げるか(スキルごと):スキル定義編集の [紐づけ] タブを開き、関連手順書の下にある [すべて完了したときの到達レベル] を選びます。選んでいないスキルは上がりません。
- どこまでを完了とみなすか(チーム共通):[育成] → [共通設定] → [自動評価] の「関連手順書の実績で上げる」で選びます。
- ひとり立ちで完了したときだけ(既定):最後まで実施し、設問にも誤りなく答えられた状態です。「1人で実施できる」の判断に最も近くなります。正解を設定した設問が無い手順書は、最新の版を最後まで実施していれば対象になります。設問に答えずに完了報告した回は数えません
- 最後まで実施していれば:設問に誤りがあっても、最後まで実施していれば対象にします
- 手順書の実績では上げない:この経路を使わない場合に選びます
ひとり立ちとみなす回数
「ひとり立ちで完了したときだけ」の「ひとり立ち」を何回で認めるかを、同じ枠の [ひとり立ちとみなす回数] で選びます。
- 1回でよい(既定):正解を設定した設問に一度も誤らずに、最後まで実施した回が1回あれば、ひとり立ちです
- 別の日に2〜5回続けて:誤りなく最後まで実施した回が、別の日に続けてその回数あれば、ひとり立ちです。同じ日に何度実施しても1日と数えます。途中で誤ると数え直しになります(参照モードで設問を飛ばした回の誤りも入ります)。間に誤りが無ければ、日が空いてもかまいません。分岐の無い手順書で、設問に答えずに飛ばして完了した回は数えません
正解を設定した設問の無い手順書は、回数によらず、今の版の設問にすべて答えて最後まで実施すればひとり立ちです。
回数は、スキル詳細や手順書の閲覧記録の「ひとり立ち」の表示にも使います(「関連手順書の実績で上げる」で別の条件を選んでいるときや、自動評価をオフにしているときも、表示はこの回数で判定します)。「ひとり立ちで完了したときだけ」を選んでいるときに回数を減らすと、条件を緩めたときと同じく、保存する前に確認が表示され、チーム全体に反映します。回数を増やしても、すでに上がったレベルは下げません。
紐づけた手順書のうち1本でも条件を満たしていない場合は上がりません。一部の完了で到達扱いにすると、手順書を増やすほど基準が緩くなるためです。
判定は、対象者が手順書を完了したときに行われます。完了したときに通信できなかった場合などは、対象者のスキルページ([育成] から対象者を開いた画面)を開いたときに判定されます。育成記録には「関連手順書◯件をすべて〜」という根拠が残ります。
スキルマップで非表示にしている人は、関連手順書の実績では判定しません。
更新のしかたを選ぶ
レベルまで自動で確定するか、記録だけ残して人が確定するかを、チーム単位で選べます。
- サイドバー の[教育管理]から [育成] を開き、 [共通設定] をクリックします。
-
[自動評価] タブを開きます。
[自動評価] タブの [更新のしかた] で選びます。コース修了・資格取得・関連手順書の実績のどれでレベルが上がる場合にも、この設定が効きます。
[レベルまで自動で確定する](既定)を選ぶと、人が確認しなくてもスキルレベルが更新されます。変更履歴には自動更新として記録が残ります。
[育成記録だけ残し、レベルは人が確定する] を選ぶと、コースの修了・資格の取得・関連手順書の完了は育成記録に自動で残り、レベルの確定は管理者が行います。「誰が評価したか」を必ず人にしたい場合はこちらを選びます。
自動更新そのものを止めたい場合は、同じ画面の [自動評価を使う] をオフにします。
自動更新が動く条件
次のすべてを満たしたときに更新されます。
- コースに「身につくスキル」、資格に「証明するスキル」が設定されていること
- 関連手順書の実績で上げる場合は、スキルに「すべて完了したときの到達レベル」が設定され、紐づけた手順書がすべて条件を満たしていること
- 確認テストがあるコースは合格していること。確認テストがないコースは、含まれる手順書をすべて完了していること
- 資格は今有効な保有(期限間近を含む)があること。本人からの申請で承認待ちの状態や、有効期限が切れている保有では更新されません
- 対象の人が、そのスキルを持つグループに所属していること
- そのスキルが評価対象であること。対象外にしている人のレベルは変更しません
- 人がそのスキルのレベルを、その実績より後に決めていないこと(付けた・変えた・未評価に戻した場合。Excel の取込で入れたレベルは除く)。決めていた場合は、レベルは変えず育成記録だけ残します
すでに同じレベル以上に達している場合、レベルが下がることはありません。自動更新はレベルを上げる方向にのみ働きます。
同じ実績(同じコース・資格・関連手順書)で自動更新が動くのは1回だけです。人が下げた・未評価に戻したレベルを、同じ実績で上げ直すことはありません。比べる実績の時刻は、コースは合格・修了したとき、関連手順書は紐づけた手順書がすべてそろったとき、資格は保有を登録・承認したとき(取得日ではありません)です。
後から紐づけた・設定を変えたとき
次の設定を保存すると、その時点で既に条件を満たしている人にも反映されます。反映した件数は、保存したあとに表示されます。人がその実績より後にレベルを決めている人は、レベルは変えず育成記録だけ残します。
- スキルの [すべて完了したときの到達レベル] や関連手順書を変えたとき
- コースの [身につくスキル]、または完了の条件(手順書・確認テストの有無・厳格な完走判定)を変えたとき
- 資格の [この資格が証明するスキル] を変えたとき
- 自動評価をオンにしたとき、または「関連手順書の実績で上げる」の条件を緩めたとき(ひとり立ちとみなす回数を減らしたときを含む)
自動評価をオンにしたときと、条件を緩めたときは、チーム全体が対象になるため、保存する前に確認が表示されます。自動評価はレベルを上げる方向にのみ働くので、あとから設定を戻しても、上がったレベルは自動では戻りません。
スキル・コース・資格ごとの保存の反映は、保存した画面で続けて行われます。チーム全体が対象のとき(自動評価をオンにしたとき・条件を緩めたとき)は、サーバーで順に反映するため、画面を閉じても止まりません。進み具合と結果は[自動評価]タブの上に表示されます。途中で止まった場合は[続きから反映する]を押すと、残りから反映します。
設定は変えずに、チーム全体をもう一度反映し直したいときは、[自動評価] タブの [今の設定で反映し直す] を押します(オーナー / チーム管理者)。何度か試しても反映できなかった人が残ったときは「一部の人は、何度か試しても反映できませんでした」と表示されます。その場合も [今の設定で反映し直す] からもう一度試せます。
スキルマップを開いている間にチーム全体の反映が終わると、画面の右上に知らせが表示されます。[最新の状態に更新] を押すと、反映した内容が表に出ます。
資格は、今有効な保有(期限間近を含む)だけを反映します。
更新されたことを確認する
- サイドバーの [育成] から対象者のスキルページを開きます。
- スキルをクリックし、[レベル変更] の変更履歴を確認します。自動で更新されたものは、変更者が Dive (自動評価) と表示されます。
- [育成記録] タブには、どのコース・資格・関連手順書を根拠に更新されたかが1件ずつ残ります。
更新のしかたで [育成記録だけ残し、レベルは人が確定する] を選んでいる場合も、育成記録は同じように残ります。記録を見てから [レベルを変更] で確定してください。
人が後からレベルを決めていたためレベルを変えなかったときは、育成記録の末尾に「(人が後から決めたレベルを優先し、レベルは変えていません)」と表示されます。
現場に「どうすれば上がるか」を見せる
スキルの詳細を開くと [このスキルの身につけ方] が表示されます。そのスキルが身につくコースと、証明になる資格が、到達レベルと現在の状況(修了・未修了、資格の有効・失効)とあわせて並びます。
紐づけを1つも設定していないスキルでは表示されません。
関連手順書の実績で上げる設定を使っている場合は、同じ画面の関連手順書の一覧で、1本ずつの実施状況(ひとり立ちの判定)を確認できます。ひとり立ちとみなす回数を2回以上にしているときは、途中の人を「ひとり立ち途中 1/3日」のように表示します。設問に答えずに完了報告した手順書は「完了 (未回答の設問あり)」と表示され、ひとり立ちには数えません。[ひとり立ち] の表示を押すと、その人のつまずきマップが開きます。[閲覧記録] を押すと、その人に絞った手順書の閲覧記録(実施記録・つまずきマップ)が開きます(オーナー・チーム管理者、管理しているグループの人を見ているグループ管理者、本人に表示されます)。
要再確認の印
自動評価はレベルを下げません。そのかわり、上がった後に見直したほうがよい人に「要再確認」の印を付けます。
- ひとり立ち後につまずき:ひとり立ちの後、一番新しい実施で設問を誤りました。その後に誤りなく最後まで実施すると消えます。参照モードの実施で誤ったときは、そのように表示します(参照モードの回は、つまずきの数とつまずきマップには入りません。手順書の閲覧記録の [実施記録] の「参照」の行で確かめられます)
- 改訂後に未実施:前の版を最後まで実施しましたが、手順書を改訂した後の版をまだ最後まで実施していません。今の版を最後まで実施すると消えます。削除して元に戻しただけの版と、「再確認不要」にした版は、改訂に数えません。改訂後の再確認には期限を付けられ、期限を過ぎると「期限切れ」と表示されます。読み合わせや OJT で再教育したときは、育成担当・管理者が [再確認の対応] で「済み」を残すと印が消えます(Core, Pro, Enterprise プラン。手順書を改訂した後の再確認を管理する(期限・対応の記録・再確認不要・記録の出力))
印は、スキル詳細の関連手順書の一覧、個人ページの [育成] のスキル(押すとそのスキルの育成記録が開きます)、スキルマップのセルの右上の点(橙:ひとり立ち後につまずき、青:改訂後に未実施、赤:改訂後に未実施で期限切れ)、教え子の一覧([要再確認] の数と絞り込み。期限を過ぎた数は「うち期限切れ」)、手順書の閲覧記録の「ひとり立ち」の列に表示します。対象外にしているスキルには表示しません。
印が見えるのは、オーナー・チーム管理者、グループ管理者(管理しているグループの人と自分)、本人、その人の育成担当者です。スキルマップでは、表示している人数が60名を超えるときは点を出しません。個人ページや教え子の一覧で確認してください。
よくあるご質問
資格が失効したら、スキルレベルは下がりますか
下がりません。自動更新はレベルを上げる方向にのみ働きます。失効や期限切れは資格の画面で確認し、レベルを下げる判断は管理者が行ってください。
同じスキルを複数のグループで使っています。グループごとに設定が必要ですか
チーム共通スキル(スキルカタログ)として定義しているスキルであれば、紐づけは1回で、そのスキルを取り込んだすべてのグループに反映されます。グループ独自に作成したスキルは、そのグループのスキルに対して設定します。チーム共通スキルの定義は チーム共通のスキルを定義する(スキルマップの共通設定) をご参照ください。
同じコースを再受験したら、記録が増え続けますか
増えません。同じコースから同じレベルへの自動記録がすでにある場合は、記録もレベルの更新も行いません。
関連手順書を1本でも実施していないと上がりませんか
上がりません。紐づけた関連手順書のすべてが、チームで決めた「完了とみなす条件」を満たしたときに上がります。
手動で付けたレベルが上書きされませんか
すでに同じレベル以上であれば更新されません。低いレベルに書き換えられることもありません。また、人がレベルを付けた・変えた・未評価に戻した後は、それより前の実績ではレベルを変えず、育成記録だけ残します(人が下げたレベルを、同じ実績で上げ直すことはありません)。Excel の取込で入れたレベルは、人が決めたレベルとして扱いません。変更履歴には手動・自動のどちらで変更されたかが残ります。
ひとり立ちとみなす回数を増やしたら、上がったレベルは下がりますか
下がりません。自動更新はレベルを上げる方向にのみ働きます。「ひとり立ち」の表示は新しい回数で判定するため、前の回数で上がった人も「ひとり立ち途中」「つまずきあり完了」などと表示されることがあります。