逆翻訳チェックは、機械翻訳した訳を元の言語に戻した「逆翻訳」と、原文と訳を AI が見比べた指摘を、原文・訳と並べて表示する機能です。訳が正しいかを、その言語が分からなくても全文確かめられます。数字が違う・否定が違うなど、違いがありそうな文を先に表示します。誤りが見つかった文は、その場で訳を直す・専門用語集に足す・報告することができます。
確かめられるのは、Dive の手順書の文(手順の文章・字幕・図形・設問など)の訳と、手順に表示している PDF・画像の訳、ファイル手順書の訳です。
Pro, Enterprise プランのお客様のみご利用いただけます。
確かめる場所
- Dive の手順書:手順書の編集画面の[公開前チェック]の「翻訳」(この記事の「Dive の手順書の訳を確かめる」)
- ファイル手順書:訳を見ているときの、画面上部の帯の[逆翻訳で確かめる](この記事の「ファイル手順書の訳を確かめる」)
- 手順書を見ているとき:画面上部の右にある[訳の修正]のボタン。いま見ている手順の文だけを確かめ、直す・報告します(この記事の「手順書を見ながら直す・報告する」)
逆翻訳と AI の指摘は、画面を開いたときに作ります。文が多い手順書では数分かかることがあり、その間は「逆翻訳を作っています(n / N)」と表示されます。一度作った文の逆翻訳は作り直さないため、次に開いたときは早く表示されます。
Dive の手順書の訳を確かめる
- 手順書の編集画面を開き、右上の[公開]の右にある[その他]から[公開前チェック]を選びます
- 左の一覧の「翻訳」を選びます
- 「確かめる言語」で言語を選びます。チェック完了にした言語には「(チェック完了)」、確かめている途中の言語には「(確かめ途中)」と付きます
- 逆翻訳と AI の指摘ができると、違いがありそうな文が一覧に並びます
手順に表示している PDF・画像のうち、その言語の訳がまだ無い手順があるときは、[PDF・画像の手順の訳を作る・続きを訳す(N 件)]で訳を作れます。確かめるための表が無い訳は、[PDF・画像の手順の訳を作り直す(N 件)]で作り直すと確かめられます(手順書の作成者・チーム管理者)。
公開前チェックは、手順書を編集できる方に表示されます。PC ブラウザから行います。
ファイル手順書の訳を確かめる
- ファイル手順書を開き、翻訳のアイコンから確かめる言語を選んで、訳を表示します
- 画面上部の帯(「機械翻訳(言語)」の表示)にある[逆翻訳で確かめる]を押します
- 「逆翻訳で確かめる(言語)」の画面に、ページ・スライド・シートごとに原文・訳・逆翻訳が並びます
ファイル手順書には公開前チェックが無いため、この画面で「チェック完了」まで付けます。[逆翻訳で確かめる]は、手順書の作成者とチーム管理者に表示されます。
画面の見方
1行に1つの文が、原文・訳・逆翻訳の順に並びます。逆翻訳の下には、AI が原文と訳を見比べて気づいた点(AIの指摘)が出ます。行の上には、手順・ページなどの場所と、違いがありそうな理由が表示されます。
- 数字が違う:原文と逆翻訳で、数字の並びが違います
- 否定が違う:「ない」「禁止」などの否定の言葉が、片方にだけあります
- 訳されていない:訳せなかったか、訳が原文と同じです
- 言い回しが大きく違う:原文と逆翻訳の言い回しが大きく違います
- AIの指摘:AI が、抜け・付け足し・意味の違い・用語の誤りなどに気づきました
- 報告あり:ほかの方から訳の誤りの報告が届いています
- 逆翻訳できず:逆翻訳を作れませんでした
一覧の上の切り替えで、[違いがありそう](最初に表示)・[すべて]・[訳さなかった]・[画像から読んだ]・[報告あり]の文に絞り込めます。訳さなかった文には、理由(数字・記号・型番などの訳さない決まり、印影・ロゴなど)が表示されます。スキャンした PDF や画像の中から読み取った文は、[画像から読んだ]で絞り込めます。
違いがありそうな文に対応する
違いがありそうな文を1件ずつ確かめ、「直した」か「対応不要」を選びます。訳に誤りがあったときの直し方は、次の3つです。
訳を直す
- 行の[訳を直す]を押します
- 訳を書き直し、[この訳にする]を押します
直した訳は、この手順書だけでなく、チームの中の同じ原文すべてに使われます。手順書の文章・字幕・読み上げの訳は、次に手順書を開いたときに変わります。ファイル手順書の訳と、手順の PDF・画像の訳は、作り直すと入ります(それまでは「直した訳: …(作り直すと反映)」と表示されます)。
[訳を直す]は、専門用語集の[承認 / 直編集]の権限がある方(既定はチーム管理者 以上)に表示されます。
専門用語集に足す
専門用語や社内の呼び方が、どの文でも同じように誤って訳されるときは、専門用語集に正しい訳語を登録します。登録した訳語は、その語を含む文すべての訳に使われます。AI の指摘が用語の誤りのときは、ボタンが目立つ色で表示されます。
- 行の[用語集に足す]を押します
- 「原文の語」に、原文の中の語をそのまま入れます(2文字以上)
- 「正しい訳の語」に、確かめている言語での訳語を入れます
- [登録する]を押します。専門用語集の[承認 / 直編集]の権限が無い方は[提案する]になり、承認されると使われます
訳への反映には1〜2分かかります。ファイルの訳は作り直すと入ります。[用語集に足す]は、原文が日本語の手順書で表示されます。
報告する
訳を直す権限が無い方は、[報告]から直したい訳(分かるとき)とひとことを送れます。報告は、専門用語集の[承認 / 直編集]の権限がある方にメールでお知らせし、[辞書・テンプレ]の[訳の報告]に届きます(この記事の「届いた報告を片付ける」)。[報告]は、専門用語集の[提案機能]の権限がある方(既定は閲覧ユーザー 以上)に表示されます。
原文があいまいで誤って訳されるときは、原文のほうを直してください。
確かめ終わったら「チェック完了」にする
違いがありそうな文すべてに「直した」「対応不要」を選ぶと、[チェック完了とする]を押せます。判断の理由をひとこと残せます(任意)。チェック完了は言語ごとです。[完了を取り消す]で戻せます。
次のときは押せません。押せない理由は画面に表示されます。
- 逆翻訳と AI の指摘を作っている途中か、作り終えていない文がある
- 確かめるための表が無い訳がある(作り直すと確かめられます)
- 読み切れなかったページ・画像がある(続きを訳すと確かめられます)
- 直した訳が、ファイルの訳にまだ入っていない(作り直すと入ります)
- 開いている訳の報告がある(専門用語集の承認ができる方が、採用か対応不要を選ぶまで)
チェック完了にした言語は、ファイル手順書の帯と、手順の PDF・画像の訳の表示に「確認済み」と表示されます。チェック完了の後に訳を作り直したときは「確認済み」は表示されなくなり、公開前チェックに「※ この後に訳が変わっています」と表示されます。もう一度確かめて、チェック完了にしてください。
手順書を承認する方は、公開前チェックの一覧で、完了の記録(誰が・いつ・ひとこと・件数)を見られます。
手順書を見ながら直す・報告する
翻訳した言語で手順書を見ているときに、気づいた訳の誤りをその場で直す・報告できます。
- 手順書を開き、翻訳のアイコンから言語を選びます
- 画面上部の右にある丸いボタン(マウスを乗せると「訳を確かめる・直す」または「訳の誤りを報告」と表示されます)を押します
- 下から「訳の修正」が開きます。いま見ている手順の文(手順の PDF・画像の訳の文を含む)が、原文・訳・逆翻訳で並びます
- [訳を直す][用語集に足す][報告]で対応します
再生中に開いたときは再生が止まり、閉じると再生に戻ります。
このボタンは、チームのメンバーで、専門用語集の[提案機能]または[承認 / 直編集]の権限がある方に表示されます。外部共有URL・ゲスト招待で見ているとき、スマートグラス、ファイル手順書では表示されません。下書きの手順書では、作成者とチーム管理者に表示されます。
届いた報告を片付ける
逆翻訳チェックと「訳の修正」から届いた報告は、専門用語集の[承認 / 直編集]の権限がある方が片付けます。
- サイドバーの[辞書・テンプレ]を開き、[専門用語集]タブを選びます
- [承認待ち]の隣の[訳の報告]を押します(開いている報告の件数が表示されます)
- 報告ごとに、手順書・言語・原文・報告した時の訳・直したい訳・ひとこと・報告した人が並びます。手順書の名前を押すと、その手順をプレイヤーで開けます
- [直したい訳で採用][訳を直して採用][対応不要]のどれかを選びます
採用した訳は、チームの同じ原文すべてに使われます(ファイルの訳は作り直すと入ります)。同じ語がどの文でも誤っているときは、専門用語集に訳語を登録するほうが効きます。公開前チェックの「翻訳」の[報告あり]からも、同じ報告を片付けられます。
報告のお知らせのメールには、報告した方の名前と言語だけを載せ、文の中身は載せません。
Excel に書き出す
[Excel に書き出す]で、場所・原文・訳・逆翻訳・違いがありそうな理由・AIの指摘を並べた対訳表(対訳表_言語.xlsx)を取得できます。その言語が分かる方に回して見てもらうときに使います。書き出せるかは、チームの手順書の出力の権限の設定に従います。スマートフォンの画面と「訳の修正」には表示されません。
逆翻訳で確かめるときの注意
逆翻訳は、訳と同じ種類の AI で元の言語に戻しています。そのため、訳の誤りが逆翻訳で隠れたり、正しい訳が違って見えたりすることがあります。安全に関わる注意など大事な文は、その言語が分かる方にも見てもらってください(Excel に書き出して回せます)。
よくある質問
Q. 「この訳は、確かめるための表を残す前に作りました。作り直すと確かめられます。」と表示されます。
A. 訳を作ったときに、確かめるための表(対訳表)を残していない訳です。[作り直す]で訳を作り直すと確かめられます(手順書の作成者・チーム管理者)。作り直した訳は、スキャンした PDF や画像の中の文字も訳します。
Q. 「〇ページは読み切れず、原文のままです」と表示されます。
A. スキャンした PDF などで、時間内に読み取れなかったページです。続きを訳すと確かめられます。ファイル手順書は、開いている間に続きを自動で訳します。手順の PDF は[PDF・画像の手順の訳を作る・続きを訳す]で続きを訳せます。AI が読み取れないページは「作り直しても変わりません」と表示され、原文のままになります。
Q. 直した訳を、この手順書だけに使えますか。
A. 使えません。直した訳は、チームの中の同じ原文すべてに使われます。
Q. 「翻訳」に鍵のしるしが付いています。
A. 逆翻訳チェックは Pro, Enterprise プランでご利用いただけます。