今回のリリースでは、お客様が既にお持ちのファイルとDiveをつなぐ機能を追加しました。Teams・SharePoint・OneDrive にあるファイルを、ダウンロードせずにそのまま素材として取り込めます。あわせて、共有URLを開いたときの言語を指定できるようにし、AIが作る設問の作り方を選べるようにしました。
①Microsoft 365(Teams・SharePoint・OneDrive)内のファイルと連携できるようになりました
これまで、SharePoint や Teams にある動画や資料をDiveで使うには、一度ご自身のパソコンにダウンロードし、それをDiveにアップロードし直す必要がありました。5GBの動画であれば、ダウンロードで5GB、アップロードで5GB、合わせて10GBが現場の回線を通ることになり、大きな動画ほど負担になっていました。
今回のリリースで、素材の追加画面に [Teams / SharePoint] のボタンが加わりました。押すと Microsoft のファイル選択画面が開き、Teams・SharePoint・OneDrive にあるファイルをその場で選んで取り込めます。
●ダウンロードとアップロードのやり直しが要りません
動画はDiveのサーバーが Microsoft 365 から直接受け取ります。ファイルの中身はご利用中のブラウザを通らないため、大きな動画でも手元の回線を消費しません。
●取り込めるファイル
- 動画・画像・PDF・その他のファイルのうち、Diveにアップロードできる形式であれば取り込めます(アップロードできる形式・容量・長さの制限は、パソコンからアップロードする場合と同じです)
- 取り込んだ後は、AI解析・手順書の作成・関連ファイルへのひも付けなど、パソコンからアップロードした素材とまったく同じように扱えます
- 取り込みは複数のファイルをまとめて選べます
●取り込むのは「その時点のコピー」です
Diveに入るのは取り込んだ時点の内容で、原本は Microsoft 365 側に残ります。取り込んだ素材には、どこから来たファイルかが分かる印が付きます。取り込んだ後に原本が更新されると印が変わり、押すと最新の内容をもう1件として取り込めます。古い版のまま手順書を作ってしまうことを防ぐためです。
●手順リンクを、元の場所のファイルに直接追加できます
Microsoft 365 から取り込んだ Excel・Word・PowerPoint・PDF は、既存のExcel・Word・PowerPoint・PDFに手順へのリンク自動追加 の書き出し先として、元の場所のファイルそのものを選べるようになりました。ダウンロードして配り直す必要がなく、SharePoint 上のチェックシートを開いた方が、そのまま手順書へ飛べる状態になります。
●接続のしかた
- 接続は、ご利用になる方それぞれが、ご利用の端末ごとに一度だけ行います。画面右上のユーザーメニュー →「外部サービス連携」から接続してください
- 接続できるのは作成ユーザー以上の権限をお持ちの方です
- 職場・学校の Microsoft アカウントが対象です(個人用の Microsoft アカウントは対象外です)
- Diveのログインに使っているアカウントと同じである必要はありません
- 接続のときにお願いするのは読み取りの許可だけです。元のファイルへの書き込みの許可は、手順リンクを元の場所に追加するときに初めてお願いします
●ご利用条件
- 取り込みと接続: Lite, Core, Pro, Enterpriseプランでご利用いただけます
- 手順リンクを元の場所のファイルに追加する: Pro, Enterpriseプランでご利用いただけます
- この連携をチーム全体で使わない設定にできるのは Enterpriseプランです(初期状態は「使う」です)
操作方法は Microsoft 365(Teams・SharePoint・OneDrive)のファイルを取り込む をご参照ください。
②共有URLを開いたときの言語を指定できるようになりました
これまで、共有URLやQRコードから手順書を開いたとき、画面の言語は閲覧した方の端末の設定に従っていました。海外拠点や外国人スタッフの方に配ると、まず日本語の画面が開き、そこから言語を切り替えていただく必要がありました。
今回のリリースで、共有の画面に [言語を指定して開く] のチェックが加わりました。ONにすると、次の2つを指定できます。
●指定できるもの
- 画面の表示言語(ボタンやメニューの言語。29言語)
- 手順書の翻訳(本文・字幕を何語に翻訳して表示するか。翻訳なし=原文のままも選べます)
指定した内容は、コピーするURL・QRコード・印刷用画面・発行済みURLの一覧からのコピーに、すべて反映されます。ベトナム語のスタッフにはベトナム語で開くQRコード、英語圏の取引先には英語で開くURL、といった配り分けができます。
●閲覧した方の設定は書き換えません
指定はそのURLを開いたときだけ効きます。閲覧した方は開いた後に言語を選び直せますし、その方の普段の言語設定が上書きされることもありません。
③設問タイプを「現場確認」と「理解度テスト」から選べるようになりました
Diveの手順書プレイヤーは、点数も合否も付けず「答えるまで次に進まない」つくりです。それにもかかわらず、AIが作る設問はこれまで、記憶を試すテストとして作られていました。作業者が思い出せずに手順書の途中で止まってしまい、テストの負担だけが残る、という状態になっていました。
今回のリリースで、AI処理オプションに [設問タイプ] を追加し、既定を「現場確認」に変更しました。
●現場確認(既定)
作業者がその場で自分の作業を確認するための設問を作ります。選択肢には、その工程で実際に起こりうるものだけを並べます。実際には起こらない誤答の選択肢は作りません。指差呼称のデジタル版としてお使いいただけます。
●理解度テスト
これまでと同じ作り方です。記憶を問うために、実際には起こらない誤答の選択肢も混ぜます。教育や習熟度の確認に使う場合に選んでください。
●手順書にするときの初期値も合わせました
動画から手順書を作るときの設問の設定は、解析したときの設問タイプに合わせた初期値になります。「現場確認」で解析した素材は、想定と違う回答でも止まらず記録に残す設定が初めからONになります。
●「良否判定として使う」の呼び方を変えました
設問の設定にあった [良否判定として使う] のチェックは、[想定と違っても次へ進める] という名前に変わりました。動作は今までと同じです。「良否判定」という言い方が初めての方には伝わりにくく、お問い合わせが多かったためです。一括編集の [良否判定にする] も同じく [想定と違っても次へ進めるようにする] に変わっています。記録に残る「正常」「異常」の表記は変わりません。
④ログイン状態の扱いを管理者が設定できるようになりました
これまで、ログインしたままにするかどうかは、ログイン画面のチェックで利用者ごとに決めていました。今回のリリースで、チームの管理者がまとめて決められるようになりました。
[オーナー向け機能] の [セキュリティ] に [セッション] を追加しました。
●無操作でログアウトするまでの時間
30分から24時間の範囲で選べます。無期限にすることもできます。手順書プレイヤーを開いている間、遠隔支援の通話中、素材のアップロード中は自動ログアウトしません。
●ログインからログアウトするまでの最長時間
24時間から90日の範囲で選べます。無期限にすることもできます。操作の有無にかかわらず、この時間を過ぎると再度ログインが必要になります。
●自動ログアウトの対象から外す
掲示用の常時表示端末や現場の共有タブレットなど、自動ログアウトされると業務が止まる利用者は、グループ・個人単位で例外に指定できます。
あわせて [ログイン中の端末] を追加しました。メンバーがどの端末でログインしているかを確認し、端末の紛失時や退職時に強制的にログアウトさせられます。
既存のお客様への影響
設問タイプの既定が「現場確認」に変わるのは、これから新しく解析する動画です。すでに作成済みの手順書の設問は変わりません。これまでどおりの設問をご希望の場合は、AI処理オプションで [理解度テスト] をお選びください。
Microsoft 365 との連携と、共有URLの言語指定は、どちらも使わなければ従来どおりの動作です。「良否判定として使う」の名前が変わった点以外に、既存の設定や手順書が書き換わることはありません。
セッションは、ログインからログアウトするまでの最長時間が30日を初期値としています。設定はいつでも管理者が変更できます。ログイン画面の「次回から自動的にログイン」のチェックは、この設定に一本化したため無くなりました。
今後ともDiveをよろしくお願いいたします◎