かねてよりご要望の多かった「自社の作業標準書の様式のまま出力したい」にお応えする、出力フォーマット機能をリリースしました。あわせて、これまで当社が個別に設定していた SAML 2.0 連携を、管理画面だけで完結できるようにしています。
①自社の様式のまま、手順書をExcel出力
これまでDiveから出力できるExcelは、Diveが決めた並びのものだけでした。社内の作業標準書には、文書番号・改訂欄・押印欄・ロゴ・独自の帳票レイアウトといった決まった様式があります。Diveで手順書を作っても、提出用・保管用にはその様式へ手作業で転記する、という二度手間が残っていました。
今回のリリースで、自社の様式のExcelファイルをそのまま登録できるようになりました。登録した様式は手順書詳細画面の「出力」→「Excel」に名前が並び、選ぶとその体裁のまま書き出せます。
●様式は一切崩れません
罫線・列幅・ロゴ・印刷設定・数式・マクロは、登録したファイルのまま残ります。出力時に行を増減させない作りにしているため、数式や印刷タイトル行、マクロが参照しているセル番地がずれることはありません。マクロ付きのブック(.xlsm)にも対応しています。
●様式には「差し込みタグ」を書いておくだけです
転記したい場所のセルに、その内容に対応するタグ(例: {{step_title}})を入力しておきます。タグは設定画面の一覧からクリックでコピーできます。ゼロから作らなくても、すでにお使いの作業標準書のファイルにタグを書き足すだけで使えます。差し込みタグ入りのサンプルもダウンロードできます。
●転記できる内容
- 表紙・共通: タイトル / 説明 / 改訂番号 / 表紙画像
- 手順ごと: 手順番号 / 見出し / 作業内容 / 作業のコツ / 品質注意 / 安全上の重要事項 / 設問 / 字幕 / その手順を開くURL / 手順の画像 / 手順を開くQRコード
- 改訂履歴: Rev番号 / 改訂内容 / 起案者 / 起案日 / 承認日 / 承認者
手順は「枠」を必要な数だけ並べる方式です。1件ぶんを作り込んでから番号を変えてコピーしていくだけで、何行にわたる様式でも組めます。使わなかった枠は空欄の行として残るので、帳票の罫線もそのままです。
●ご利用条件
- Enterpriseプランでご利用いただけます。現在β版として提供しています
- 様式の登録・削除はチーム管理者以上、出力は手順書を出力できる権限のある方が行えます
- 登録できるファイル形式は .xlsx / .xlsm です
- 設定場所はサイドメニュー「辞書・テンプレート」→「テンプレート」→「出力フォーマット」です
作り方・登録方法・タグの一覧は 自社の様式(Excel)のまま手順書を出力する(出力フォーマット) をご覧ください。
②SAML 2.0 連携を、管理画面だけで設定
これまで SAML 2.0 での SSO は、IdPのメタデータをお預かりして当社が個別に設定する運用でした。お問い合わせから開通まで日数がかかり、トライアル期間中はご利用いただけませんでした。SSOが通ることが導入の条件になっているお客様ほど、検証を契約後まで待っていただく形になっていました。
今回のリリースで、SAML 2.0 連携をオーナーの方が管理画面だけで完結できるようになりました。あわせてEnterpriseプランのトライアル期間中も設定できるようにしています。情報システム部門による検証を、ご契約前に済ませていただけます。
●設定の流れ
- 画面に表示される SP エンティティ ID / ACS URL を、IdP の SAML アプリに設定します
- 会社のメールドメインを登録し、表示されたTXTレコードをDNSに登録して所有を確認します
- IdP のメタデータ(URL または XML)を登録して保存します
Okta / Microsoft Entra ID / OneLogin / HENNGE One など、SAML 2.0 に対応したIdPをご利用いただけます。
●証明書の期限切れでログインできなくなる事故を防ぎます
メタデータをURLで登録すると、IdP側で署名証明書を入れ替えたときにDiveが毎日自動で追随します。期限が近づいた場合は、30日前・14日前・7日前・1日前にメールでお知らせします。
●SSOユーザーの自動登録(任意)
IdPで認証できた方を、初回ログイン時に自動でチームに追加できます。招待作業が不要になりますが、追加された人数ぶんアカウント数(席)を消費するため初期状態はオフです。ご契約のアカウント数の上限に達している場合は自動登録を行いません(上限を超えた課金は発生しません)。
●ご利用条件
- Enterpriseプラン(トライアル期間を含む)でご利用いただけます
- 設定できるのはオーナー権限の方のみです
- 設定場所はサイドメニュー「オーナー向け機能」→「セキュリティ」→「シングルサインオン(SSO)設定」です
設定手順は シングルサインオン(SSO)を設定する(Microsoft Entra ID / SAML 2.0) をご覧ください。
③そのほかブラッシュアップ
- AI解析の「分割の粒度」で「動作」を選んでも、実際には「手順」を選んだときとほとんど変わらない粗さで分割されていた問題を修正しました。動作1件が手順1件になります。ボタン操作・道具の持ち替えのように、細かく分けて残したい作業でお使いください(従来と同じ粗さで分けたい場合は「手順」をお選びください)
- Microsoft Entra ID(OIDC)連携で、ドメイン情報が取得できないテナントのときに必ず「連携に失敗しました」となっていた問題を修正しました
- アカウント数がご契約の上限を超えているときのご案内を見直しました。プランが切り替わるときに自動で無効化される候補を、事前に一覧で確認できます
- 「オーナー向け機能」と「辞書・テンプレート」で、前回開いていたタブを次に開いたときも表示するようにしました
既存のご利用への影響
作成済みの手順書に変更はありません。出力フォーマットを登録していない場合、「出力」→「Excel」はこれまでどおり標準の並びで出力されます。登録すると、「Excel」の下に「標準」と登録した様式の名前が並ぶ形に変わります。
SSOの設定内容は変更していません。Microsoft Entra ID(OIDC)連携をお使いの場合、設定と挙動はこれまでどおりです。
AI解析の「分割の粒度」で「動作」をお使いの場合のみ、今回以降に解析した手順書の手順数が増えます。すでに作成済みの手順書は変わりません。
関連情報
- 自社の様式(Excel)のまま手順書を出力する(出力フォーマット)
- シングルサインオン(SSO)を設定する(Microsoft Entra ID / SAML 2.0)
- PDF・EXCEL・PowerPoint出力/各手順にジャンプURLを付ける
- AI処理オプションの各項目と選び方
- セキュリティ設定の全体像(オーナー向け機能)
今後ともDiveをよろしくお願いいたします◎