今回のリリースでは、Enterprise プランで、Dive を社内のシステムとつなげるようにしました。人事システムや Microsoft Entra ID などから Dive の名簿を自動で同期でき、社内のシステムや AI から Dive の手順書を探して読める API(β版)も使えます。あわせて、名簿に部署・役職を登録できるようにし、スキルマップでメンバーの役職を表示して、部署・役職で並べ替え・絞り込みができるようにしました。画面録画の最初と最後の要らない部分を外してから取り込めるようにしたほか、字幕の改行の位置と、処理に失敗した素材の表示を見直し、動画エディターの保存まわりの不具合を修正しました。
10月16日には、Claude・ChatGPT など普段お使いの AI から Dive の手順書を探して読める「AI との接続(MCP)」を提供しました。人が使う AI からは AI との接続を、自社で作ったシステムからは今回の API をお使いください。AI との接続については 2026-10-16 のリリース記事 をご覧ください。
①社内のシステムとつなげるようになりました(Enterprise)
Enterprise プランで、Dive を社内のシステムとつなげるようにしました。人事システムから Dive の名簿を自動で同期する仕組み(SCIM)と、社内のシステムや AI から Dive の手順書を探して読む API の2つです。どちらも、オーナーが発行する鍵でつなぎます。
人事システムから、名簿を自動で同期できるようになりました(SCIM)
人事システムや Microsoft Entra ID・Okta などの ID 管理サービスから、Dive の名簿を自動で同期できるようにしました。業界標準の SCIM 2.0 に対応しています。入社・異動・退職に合わせて、Dive のアカウントの作成・変更・無効化と、部署・役職・社員番号などの更新が自動で行われます。
これまで、入社・異動・退職のたびに、Dive の名簿を画面や Excel で直していただく必要がありました。今回のリリースで、人事システムや ID 管理サービスの情報がそのまま Dive に届くようになり、名簿を手で直す手間がなくなります。
●同期でできること
- 人事システム・ID 管理サービスで追加した人を、Dive のユーザーとして作ります。メールアドレスの人は「招待中」で、メールアドレスの無い人はメール不要アカウントで作ります
- 異動などで変わった部署・役職・名前を、Dive の名簿に反映します
- 退職などで止めた人は、Dive でも無効化します。閲覧・教育の記録は残ります
- [部署・役職]の[対応づけ]で、人事の部署から所属グループを、役職から権限を決められます
●使い始めるには
オーナーが、サイドメニュー[オーナー向け機能]の[セキュリティ]タブにある[人事の名簿の同期(SCIM)]のカードで同期を有効にし、鍵(シークレット トークン)を発行します。人事システム・ID 管理サービスの側に、カードに表示される受け口の URL と鍵を設定すると、同期が始まります。
●ご注意
- 同期で作られた人は、アカウント数を使います。アカウント数の上限を超える作成は行わず、翌朝、オーナーにメールでお知らせします
- 同期で作られた招待中の人には、招待メールは自動では送りません。SAML の SSO を使うチームでは、本人が SSO で初めてログインした時に自動で結び付きます。そのほかのチームでは、[ユーザー管理]から招待メールを再送してください
- 同期を使っている間は、人事から送られてくる部署・役職・人事の項目と、対応づけで決まる権限・所属グループは、Dive の画面からは変えられなくなります
- 同期を使っている間は、SSO で初めてログインした人の自動登録は行いません
●ご利用条件
- Enterprise プランでご利用いただけます。設定はオーナーが行います
詳しくは 人事システムから名簿を自動で同期する(SCIM) をご参照ください。
社内のシステムや AI から、手順書を探して読めるようになりました(API・β版)
お客様の社内のシステムから Dive の API を呼び出して、手順書を探したり読んだりできるようにしました。たとえば、自社で作った生成 AI のチャットボットが質問に答えるときに Dive の手順書を探して使う、社内ポータルの検索で Dive の手順書も出す、設備や工程の画面から関係する手順書を出す、といった使い方ができます。
10月16日に、Claude・ChatGPT など、人が使う AI から手順書を探して読める「AI との接続(MCP)」を提供しました。AI との接続は、つないだご本人の Dive のアカウントで読む機能のため、自社で作ったシステムからは使えませんでした。今回のリリースで、オーナーが発行する鍵(API キー)を使って、社内のシステムから Dive の手順書を探して読めるようになりました。システムを使う方に Dive のアカウントは要りません(動画を開くときは Dive へのログインが必要です)。
●API でできること
- 探す:語を送ると、当たった公開済みの手順書を、当たった箇所の抜粋(動画の字幕を含む)と Dive で開くリンクを付けて返します。1回に返すのは20件までです
- 読む:手順書の題名・文書番号・概要・使用物と、手順ごとの作業の内容・コツ・品質・安全、ファイル手順書の本文を返します。手順ごとに、その手順から Dive で開くリンクが付きます
- できるのは探すことと読むことだけです。手順書を作る・直す・消すことはできません
- 返すのは公開済みの版だけで、下書きは返しません。改訂を公開すると、新しい版を返します
- 動画と画像、関連ファイルの中身は返しません。答えに付くリンクから、Dive でご覧ください
API の仕様は、OpenAPI(3.0)の形式でも公開しています。
●鍵の発行と、見せる範囲
オーナーが、サイドメニュー[オーナー向け機能]の[連携]タブにある[API(手順書を探す・読む)]のカードで、[鍵を発行]から鍵を発行します。鍵ごとに、次のことを決めます。
- 見せるグループ:鍵が返すのは、選んだグループすべてに所属する閲覧ユーザーが Dive で見られる範囲の、公開済みの手順書だけです。グループで絞っていないフォルダの手順書は、いつも返ります。グループを選ばなければ、グループで絞っていないフォルダの手順書だけを返します
- 接続元の IP アドレス:登録すると、そのアドレスからの呼び出しだけを受けます
- 期限:30日・90日・1年から選びます。期限が近づくと、オーナーにメールでお知らせします
鍵は、発行したときに一度だけ表示します。鍵の範囲は、鍵の行の[この鍵で試す]で、語を入れて確かめられます。有効な鍵は1チーム5本までです。
●使われ方の確認
カードの[利用の状況]で、直近7日・30日・90日に API で探した回数・読んだ回数を、鍵ごと・手順書ごとに確認できます。探した語を含む明細は、[明細を CSV で出力]から出力できます。鍵の発行・変更・取り消しと明細の出力は、監査ログにも残ります。
●ご利用条件
- Enterprise プランでご利用いただけます。鍵の発行と設定は、オーナーが PC ブラウザから行います
- IP アドレス制限を使っているチームでは、鍵に接続元の IP アドレスの登録が必要です
- API は、社内のサーバーから呼び出してください。ブラウザの画面から直接は呼び出せません
- β版として提供しています
※ ご利用の前に、使い方の記事の下部にある「遵守事項および免責事項」を必ずお読みください。本機能をご利用いただいた場合は、その内容に同意いただいたものとみなします。
鍵の発行のしかた・呼び出し方は 社内のシステム・AI から手順書を探して読む(API・β) をご参照ください。
②名簿に部署・役職を登録できるようになりました
[ユーザー管理]の名簿で、一人ひとりに部署・役職・ふりがなを登録できるようにしました。部署は「本部 / 部 / 課」のような階層で作れ、主務の部署のほかに兼務の部署も登録できます。
これまで、Dive の名簿にはグループと権限しかなく、会社の組織上の部署や役職は、表示名に書き添えるなどしていただく必要がありました。今回のリリースで、部署・役職を名簿の項目として持てるようになり、名簿の一覧に部署・役職の列が表示され、部署・役職で絞り込めるようになります。名簿の検索では、ふりがなでも探せます。
●登録のしかた
- オーナー・チーム管理者が、[ユーザー管理]の画面上部の[部署・役職]から、部署と役職の一覧を作ります。役職は、上ほど上位になるように並べます
- 一人ひとりの部署・役職・ふりがなは、[ユーザー詳細]の[所属と役職]で設定します
- [一括変更]の Excel でも、まとめて登録できます。「ユーザー一覧」シートの右端に、ふりがな・部署・兼務の部署・役職の列(Q〜T列)を足し、「部署」「役職」のシートを加えました。一覧に無い部署・役職は、取り込みの時に作成します
●グループ・権限との違い
部署・役職は、名簿とスキルマップの表示・並び・絞り込みに使います。手順書を見られる範囲や承認は、これまでどおりグループと権限で決まります。部署・役職を登録しても、見られる範囲や権限は変わりません。
●人事の項目
[ユーザー詳細]に、社員番号・入社日・雇用形態・退職日を記録できる[人事の項目]を設けました。見られるのはオーナーとチーム管理者だけです。
●ご利用条件
- すべてのプランでご利用いただけます
- 部署・役職の一覧を作れるのは、オーナー・チーム管理者です。一人ひとりの部署・役職を変えられる範囲は、権限の変更と同じです(グループ管理者は、管轄のグループのユーザーだけ)
詳しくは 部署・役職を登録する(名簿の部署・役職・ふりがな・人事の項目) をご参照ください。
③スキルマップで、役職の表示と、部署・役職での並べ替え・絞り込みができるようになりました
スキルマップのメンバーの見出しに、役職を表示できるようにしました。あわせて、役職の順・部署の順に並べ替えたり、部署・役職で表示する人を絞り込んだりできます。
これまで、スキルマップのメンバーの見出しには、権限(オーナー・グループ管理者など)を表示していました。現場の力量表は役職で見ることが多いため、今回のリリースで、役職を登録しているチームでは役職を表示するようにしました。
●[並び・表示]でできること
- 見出しのタグ:[役職][権限][出さない]から選べます。役職を1つでも登録しているチームでは、初期状態で役職を表示します。ゲストは、これまでどおり「ゲスト」と表示します
- 並び:[役職 上から][役職 下から][部署順]を足しました。[名前]の並びは、ふりがなを登録している人はふりがなの順になります
- 絞り込み:[部署・役職で絞り込む]で、部署と役職で表示する人を絞れます。親の部署を選ぶと、下の部署の人も入ります。目標・達成の人数は、絞り込む前のグループ全員で数えます
個人ページ・育成担当の教え子の一覧・スキル別の到達状況でも、役職を表示します。スキルマップの Excel 出力では、「評価の明細」「メンバー」シートの右端に部署・役職の列が入ります。
●ご利用条件
- Core, Pro, Enterprise プランでご利用いただけます(スキルマップの Excel 出力は Pro, Enterprise プラン)
④画面録画の要らない部分を外してから、取り込めるようになりました
画面録画を止めた後の[録画プレビュー]で、取り込む範囲を決められるようにしました。録画の最初と最後の、要らない部分を外してから取り込めます。
これまで、画面録画は録画した全体を取り込んでいたため、録画を始めた直後や止める直前の要らない部分は、取り込んだ後にカットしていただく必要がありました。今回のリリースで、[使う範囲]の両端のつまみをドラッグして範囲を決め、[この範囲で進む]をクリックすると、その範囲だけを素材として取り込むようになりました。AI 解析も、決めた範囲の動画で行います。
範囲を変えずに[このまま進む]をクリックした場合は、これまでどおり録画の全体を取り込みます。
⑤そのほかブラッシュアップ・不具合の修正
●字幕
- 字幕を2行で表示するときの改行の位置を、文の終わり・句読点・空白・言葉の区切りから選ぶようにしました。これまでは2行の長さをそろえることを優先していたため、「…4本外して|から、…」のように、言葉の途中で改行されることがありました。日本語では、「ボルト|を」のような助詞の前や、「エア|フィルター」「安全|確認」のような言葉の途中で改行しないように選びます
- スマートフォン(縦向き)で、字幕の背景の帯を画面の幅の90%で固定するのをやめ、字幕の長さに合わせた幅で表示するようにしました。短い字幕は短い帯で表示します
- PCで右の文章欄を閉じたときや、大きな画面で見るときに、字幕の1行が長くなりすぎないようにしました
- 動画エディターの動画の上に表示する字幕と、MP4出力にも同じように反映されます
●素材
- 処理に失敗した動画を素材の詳細画面で開いたときに、「処理失敗」と失敗の理由を表示し、その画面からも[再処理する]で再処理できるようにしました
- 再処理しても直らない失敗(ファイルが壊れている、映像の無いファイル、中身が動画ではなく画像のファイル、長さが上限を超えている など)では、再処理のボタンの代わりに「再アップロード推奨」と表示するようにしました
- 中身が動画ではなく画像のファイル(動画の名前で保存されたプレビュー画像など)や、長さが1秒未満の動画は、取り込みの段階で「処理失敗」とし、理由を表示するようにしました。これまでは取り込みが先に進み、AI解析の段階で失敗することがありました
- 処理に失敗した動画に「AI処理中」と表示されないようにしました
- 変換の段階で処理に失敗した動画も、アップロードした方にメールでお知らせするようにしました
●動画エディター・手順書の編集
- 手順を貼り付けた手順書などで、動画エディターで編集した内容が反映されない、字幕が元に戻る、といったことが起きる問題を修正しました
- AI校正や公開前チェックの提案を[反映]したとき、動画の手順では、あとで動画エディターで確定したり手順書を開き直したりすると、文章が元に戻ることがある問題を修正しました
- 保存している間に続けて編集した内容が保存されないことがある問題と、保存に失敗したときにも「保存完了」と表示されることがある問題を修正しました。保存できなかったときは「保存失敗」と表示し、保存されていない変更が残っているときは[保存]に戻ります
●MP4出力
- 作成が混み合っているときに、MP4の作成に失敗してお知らせのメールが届くことがある問題を改善しました。混み合っているときは、空きを待って作成を続けます
●手順書の再生画面
- PCでウィンドウの幅を狭くしたときに、画面上部の[読み間違いを修正]([読み間違いを報告])のボタンが、ほかのボタンと重なって表示される問題を修正しました。重なる幅では、アイコンだけを表示します
既存のお客様への影響
手順書の内容・設定に変更はありません。次の点をご確認ください。
- 部署・役職を登録しなければ、名簿とスキルマップの表示はこれまでと変わりません。役職を1つでも登録すると、スキルマップの見出しは役職の表示になります([並び・表示]から権限の表示に切り替えられます)
- [一括変更]の Excel の「ユーザー一覧」シートに列が増えました。以前にダウンロードしたファイルも、そのまま取り込めます(その場合、ふりがな・部署・役職は変わりません)
- 人事の名簿の同期は、オーナーが有効にするまで動きません
- API は、オーナーが鍵を発行するまで使われません。[オーナー向け機能]の[連携]タブの、[AI との接続(MCP)]のカードの下に、[API(手順書を探す・読む)]のカードを加えました。Enterprise 以外のプランでもカードは表示されますが、鍵は発行できません
- 字幕の改行の位置と帯の幅は、これから再生する画面と、これから出力する MP4 に反映されます。出力済みの MP4 は変わりません。新しい表示にする場合は、もう一度出力してください
今後ともDiveをよろしくお願いいたします◎