社外からのアクセスを「素材のアップロードだけ」に絞れるようにしました。あわせて、スマートグラスでの音声操作、共有URLのオプション、承認のときの格納フォルダまわりを改善しています。
①IPアドレス制限に「アップロードのみ」を追加しました(Enterprise)
これまでIPアドレス制限は「許可したネットワーク以外からは使えない」の一択でした。現場の方に社外から動画だけ上げてもらいたい場合でも、制限をかけると何もできなくなってしまう状態でした。
許可したネットワーク以外からアクセスされたときの動作を、利用者の区分ごとに選べるようにしました。
- 区分は 「多要素認証を通った方」 と 「それ以外の方」 の2つ
- それぞれ [利用できない]/[素材のアップロードのみ]/[すべての機能] から選びます
- 管理者は社外からすべての機能を使い、現場の担当者は社外から素材のアップロードだけ行う、といった運用を1つの設定で表せます
[素材のアップロードのみ]では、アップロード専用の画面が1枚だけ開きます。手順書・素材一覧・管理画面・レポートは表示されません。多要素認証を条件にしないため、シングルサインオン・メール不要アカウント・スマートグラスのQRコードログインでご利用の方も対象にできます。
●設定画面を作り直しました
「誰が→どこまで」の2行の表にまとめ、その設定で誰がどこまで使えるかの分岐図を常時表示するようにしました。対象のユーザーは「全員」か「指定」かをラジオで明示します。二段階認証の例外設定にも[許可する範囲](すべての機能/素材のアップロードのみ)を追加しています。
●アップロード専用画面について
アップロード専用の画面は、制限の有無にかかわらず通常の利用者もお使いいただけます。画面のURLは、画面右上のユーザーメニューの[連携・共有]からコピーできます(サイドバーには表示していません)。
●[承認の設定]の場所が変わりました
オーナー向け機能の[承認の設定]を、[セキュリティ]タブから [業務ルール]タブ(旧・運用権限)へ移しました。公開の手続きに関する設定であり、権限の設定ではないためです。設定の内容は変わりません。
②スマートグラス・音声操作を強化しました
- 音声コマンド 「チェック」 でAIチェックを実行できるようにしました。これまでは「上」「下」でボタンにフォーカスを合わせてから「選択」と言う2段階が必要でしたが、フォーカスの位置に関係なく実行できます。判定のあとにそのまま「チェック」と言うと、撮り直しではなく再チェックが走ります
- コメントなどの自由入力中は、「チェックしました」のような言い回しをコマンドとして扱わないようにしました。入力欄からフォーカスを外すと、音声コマンドに戻ります
- Vuzix M400 で、設問の[AIでチェックする]ボタンをタッチパッドと音声(「上」「下」)で選べるようにしました。RealWear の番号オーバーレイでも番号が振られます
- 設問の写真を撮っているあいだ、手順書の動画と読み上げを停止するようにしました。撮影中に裏で動画が鳴り続け、非力な端末でカメラ起動が固まって見える原因になっていました
- 設問を開いた直後に、先頭の選択肢が光らないことがある問題を直しました。音声で押した項目までスクロールするようにもしています
- QRコードから手順書を開いたあと、戻る操作でフォルダと手順書を往復して抜けられなくなる問題を直しました。フォルダの中では、履歴ではなく階層をひとつ上へたどります
- スマートグラスのトップに出る「最近の手順書」の読み込みを速くしました
- スマートグラスのダッシュボードのボタンを縦に並べ、押しやすくしました
③共有URLに「自動遷移」のオプションを追加しました
- 共有URLを発行するときに、手順が終わったら次の手順へ自動で進むかどうかを指定できるようにしました
- 共有モーダルで選んだオプション(自動遷移・言語の指定)を端末に記憶し、次回の初期値にします。手順のジャンプ先だけは手順書ごとに意味が変わるため記憶しません
- 外部共有URLの一覧に[自動遷移]の列を追加しました
共有URLで指定した自動遷移は、閲覧される方の端末に保存されている設定を書き換えません。
④承認・格納フォルダまわりを改善しました
手順書の格納先フォルダの権限が原因で、下書きが誰にも直せなくなったり、承認が進められなくなったりする場合がありました。次のとおり修正しています。
- 起案者が閲覧できないフォルダを格納先にしたまま公開できてしまい、公開した瞬間に本人の一覧・検索から消える状態を修正しました。公開の操作時に格納先を確認します
- 起案者ご本人は、格納予定フォルダの権限にかかわらず、自分の未公開の下書きを開いて編集・保存できるようにしました。下書きはまだどのフォルダにも入っていないためです(申請はこれまでどおり格納先の権限に従います)
- 承認のボタンが、格納先フォルダの編集許可グループによって出なくなる問題を直しました。承認者は承認フローで決まる方であり、フォルダの編集許可とは別の軸です
- 格納フォルダを選ぶ画面で、開けないフォルダから始まって中身が空に見える状態を直しました。ホームフォルダを起点に開きます
- ご利用開始直後の最初の手順書の格納先に、ご本人が閲覧できないフォルダが選ばれることがあったのを修正しました
- 格納フォルダが原因のエラー表示を、申請・承認・却下で同じ内容にそろえました。フォルダを選び直すとエラーの表示が消えるようにしています
⑤そのほかブラッシュアップ・不具合の修正
- 手順書の「原文の言語」をあとから変更したときに、その言語の読み上げ音声を作り直すようにしました。これまでは古い音声が残り、翻訳されないまま再生され続けることがありました
- 2025年春より前にアップロードされた動画で、AI解析が失敗していたのを修正しました
- グループ管理でグループ名を編集するとき、日本語入力の変換が壊れて文字が二重に入る問題を直しました(「南部エリア」が「南部えええりえりあ」になる、など)。変換確定のEnterや変換取り消しのEscapeで編集が終わってしまうことも直しています
- アクセス権のないフォルダのサムネイル画像を表示しないようにしました。サムネイルは中身を写した写真であることが多く、開けないフォルダの中身が画像で伝わっていました。フォルダ内の手順書数・子フォルダ数はこれまでどおり表示します
- 資格の証書として添付したファイルが、環境によって開けないことがあったのを修正しました。あわせて、資格の画面を開いているあいだに取消・却下された記録が、無関係な保存で有効に戻ってしまう問題なども修正しています
- タグ・辞書の案内文が、サイドバーに存在しないメニュー名を指していたのを、実際の表記([辞書・テンプレ])に合わせました
- スマートグラスから上げた画像が、動画のアップロード上限を消費していたのを修正しました
- パスワードの再設定に失敗したときのメッセージを分かりやすくしました
- 設定画面のカードが表示幅に追従しないことがあったのを修正しました
既存のご利用への影響
①で追加した設定は、変更するまで現在の動作のままです。②〜⑤は改善と不具合の修正のため、お客様側でのご対応は不要です。[承認の設定]は場所のみ移動しており、設定内容は引き継がれています。
関連情報
- IPアドレス制限を設定する
- 素材をアップロードするだけの画面を使う(アップロード画面)
- AIチェック(提出写真の二重チェック)の使い方
- Vuzix M400の基本操作、撮影動画の取り込み方法
- スマートグラス用アプリについて
- 外部共有機能の使い方
今後ともDiveをよろしくお願いいたします◎