お客様が現在お使いの標準作業書にあって、Diveの手順書に無かった項目を追加しました。あわせて、部品や材料が変わったときにどの手順書を直せばよいのかを洗い出し、担当と期限を付けて改訂を依頼できる機能をご用意しています。
①手順書に「文書番号」「使用物」「標準時間」を持たせました
製造・整備・食品それぞれのお客様の標準作業書を突き合わせたところ、業種が違っても同じ枠で書かれており、Diveの手順書に無かったのはこの3項目でした。すべてのプランでご利用いただけます。
- 文書番号 … お客様側の管理番号です。手順書の基本情報にそのまま入力します。同じ番号の手順書が既にあるときはお知らせします
- 使用物 … 種別・名称・品番・数量で登録します。工具・部材・消耗品・保護具など、その作業で使うものを手順書の表紙に持たせられます
- 標準時間 … 手順ごとの基準値です。合計は基本情報に表示します
●種別の言葉はチームで決められます
使用物の「種別」(工具・部材・保護具 など)は、辞書・テンプレの画面でチームごとに編集できます。業種のプリセットから取り込むこともでき、足りないものだけが追加されるので、何度取り込んでも二重になりません。
●出る場所
- プレイヤー … 開始画面と手順一覧に、文書番号・使用物・標準時間の合計を表示します。手順ごとの秒数も出ます
- 手順書の一覧・カード … 文書番号と使用物を表示します
- 検索 … 文書番号(完全一致)と、使用物の名称・品番で探せます。品番の途中一致で別の部品を拾わないよう、文書番号は完全一致のみとしています
- 出力 … PDF・Word・Excel と自社様式への出力に含められます。出力オプションで項目ごとに出す/出さないを選べます
●版ごとに持ちます
これら3項目は手順書の版ごとに保持します。過去の版を出力したときはその版の値が出て、改訂の前後で何が変わったのかを追えます。承認を通さずに実質的な内容が変わってしまうことも防げます。
●標準時間について
標準時間は人が決める基準値として扱います。動画の長さは「初期値の提案」としてのみ使い、動画を差し替えても自動では変わりません。撮り直しのたびに基準値が変わると、工数の根拠にお使いいただけなくなるためです。[全手順を動画長に合わせる]を押したときだけ、まとめて置き換わります。
合計は「値が入っている手順だけの合計」です。一部の手順にしか入っていない状態でも集計が消えないようにしており、プレイヤーでは母数(設定済みの手順数)を添えて表示します。
②使用物を、動画・資料からAIが抽出します
動画AI解析と、既存資料からの手順書作成のときに、使用物の抽出を選べるようになりました。作業の中で使われている工具や部材をAIが拾い、手順書の表紙に書き出します。
新規作成だけでなく、既存の手順書に動画や資料を挿入するときにも使えます。挿入は手順を足す操作なので、表紙の使用物は置き換えずに追記します。名称と品番の両方が同じものは重複とみなして足さず、既にある並び順は変えません。
③改訂を探す ─ 影響する手順書を洗い出し、改訂を依頼できます
部品や材料が変わったとき、どの手順書を直せばよいのかが分からない、というお困りごとに対応しました。作成計画の画面に[改訂を探す]を追加しています。作成計画はProプラン以上の機能です。
●探し方
変わったもの(部品名・品番・材料名・工具名・文書番号など)を入れて[探す]を押すと、影響する手順書の一覧が出ます。複数ある場合は改行またはカンマで区切ってください。
結果にはどこに当たったのかが出ます。使用物・文書番号に登録された値と一致したものを上に、手順の本文に語が含まれていたものを下に並べ、該当する手順の番号も表示します。手順書の検索画面と同じ絞り込みも使えます。
●そのまま改訂を依頼できます
一覧から手順書を選び、[改訂を依頼する]を押すと、改訂内容・担当・期限・改訂理由を付けてまとめて依頼できます。依頼は担当者の「自分の担当」に並び、対象の手順書を公開すると自動で完了します。対象の手順書と該当箇所は、依頼ごとに自動で記録されます。
ここで選んだ改訂理由は、担当者が公開するときの既定になります。改訂理由に承認フローを対応づけておけば、対応する承認フローもあわせて選ばれます(チームの既定より優先されます。起案する方が変更することもできます)。
●あわせて直したところ
- 作成計画の一覧に、担当を誰がいつ割り当てたかを表示するようにしました
- 管轄しているグループの外の方が担当に付いている項目は、担当を変更できないようにしました(外すとご自身では戻せなくなるためです)。表示は残し、「(管轄外)」と添えます
- 期限のリマインドメールを、改訂依頼向けの文面に出し分けました
④変更点から探す ─ 台帳のExcelを2時点で比べて、改訂すべき手順書を出します
部品変更表・図面改訂表のように「変わったことが書いてあるExcel」をお持ちの場合、2つの時点を比べて変わった値を取り出し、そのまま③の「改訂を探す」に渡せるようになりました。[改訂を探す]の画面にある[変更点から探す]から行います。
●使い方
- 台帳を登録します。ローカルのExcel(.xlsx / .xlsm)のほか、Teams・SharePoint・OneDrive 上のファイルも指定できます
- 時点を積みます。Microsoft 365 のファイルを指定した場合は、以後[原本の最新を取り込む]を押すだけで時点が増えます(内容が変わっていなければ積みません)
- 比べる2つの時点を選ぶと、変更・追加・削除された行が出ます
- そこから作られた語の候補にチェックを入れて、そのまま手順書を探します
●行が増えても差分が読めます
台帳は行が増えていくのが普通です。単純に同じ位置どうしで比べると、1行増えただけでそれ以降がすべて「変更」になってしまいます。Diveでは行どうしを対応づけてからセルを比べるようにしており、「トルク値だけが変わった」を1件の変更として出します。台帳ごとにキー列(品番など)を指定すると、より正確に対応づけられます。
⑤作業分析から出した動画で手順書を作ると、標準時間が入ります
作業分析(時間分析)で組み立てたお手本動画から手順書を作ると、各手順の標準時間の初期値が自動で入るようになりました。作業分析で確定させた要素作業の時間をそのまま使います。
- 要素作業のとおりに手順を分けた場合は、その秒数がそのまま入ります
- 手順を結合した場合は、結合したぶんの合計が入ります
- カットした区間は手順にならないので加算されません
素材ページからの新規作成、新規作成モーダルの「動画から作成」、既存の手順書への動画追加のいずれからでも入ります。自動で入るのは作成時の初期値までで、以後は動画を差し替えても再分割しても追従しません。
既存のお客様への影響
すでにお作りいただいている手順書はそのままご利用いただけます。文書番号・使用物・標準時間は空欄の状態から始まり、必要な手順書にだけ入れていただく形です。設定の変更をお願いするものはありません。
関連情報
既存マニュアルを部分的に改版できますか?改版履歴は残せますか?
Microsoft 365(Teams・SharePoint・OneDrive)連携
今後ともDiveをよろしくお願いいたします◎