教育の確認テストで「誰がどの問題でつまずいたか」を追えるようにしました。あわせて、資料から作った手順書にもAIが設問を作るようになり、出力・ダウンロードの権限をオーナーが機能ごとに決められるようになっています。
①確認テストの受験履歴を見られるようになりました
これまで確認テストの結果は、合否と正答率までしか見られませんでした。誰がどの問題で何回間違えたのかが分からないため、設問の作り直しにも、つまずいている方へのフォローにも使えない状態でした。
今回から、受験のたびに1件の記録が残り、設問ごとにどの選択肢を選んだかまで確認できます。
●受験履歴を開く場所
- コース一覧の [分析(つまずき・確認テスト)] で開く コース分析 の [受験履歴]。そのコースの対象者ぜんぶが並びます。設問カードの氏名を押すと、その方の履歴だけを開けます
- [割り当て・到達] の確認テストの合否表示。その方ひとりぶんが開きます
- 人・グループ別ビューと人ページの [教育] タブ、および受講者ご本人の「習得」カードの [受験履歴]
一覧には受験日時・何回目か・正解数・合否が並び、行を開くと問題ごとの回答が見られます。正誤は受験した当時の正解で判定します。あとから問題を差し替えたり並べ替えたりしても、過去の受験が別の問題の誤答として見えることはありません。受験後に問題を変更した場合は、その旨の注意が履歴の上に表示されます。
●確認テストの選択肢を、受験のたびに入れ替えられます
コースの編集画面に [選択肢の並びを受験のたびに入れ替える] を追加しました。既定はオンで、これまでに作成したコースもオンとして扱われます。答えの位置を覚えて選ぶのを防げます。「上記のすべて」のように順番が意味を持つ選択肢を含むコースは、オフに切り替えてください。
②ファイルから作成でも、AIが設問を作ります
PDF・Excel・Word・PowerPointの取り込みは、これまで「元の資料に設問として書かれているものを転記する」動作だけでした。そのため資料から作った手順書には設問がまったく付かず、現場での確認を入れるには手で足す必要がありました。
AI処理オプションに [設問を作る] を追加しました。既定はオンで、資料の内容から作業者に出す設問をAIが作ります。表紙・目次・改訂履歴など、作業の中身が無いページには設問を作りません。
●あわせて選べるもの
- [設問タイプ](現場確認/理解度テスト)を、動画と同じように選べます。既定は [現場確認] です
- 解析のときに [現場確認] を選んだ素材は、手順書にするときの [想定と違っても次へ進める] が初めからオンになります
- 本文の書き方が [転記] のときは、原文をそのまま写すモードのため [設問を作る] は選べません。この場合はこれまでどおり、元の資料にある設問だけを取り込みます
- 作った設問が不要な場合は、手順書にするときの [設問を手順に反映する] で外せます
③出力・ダウンロードの権限を、機能ごとに決められるようになりました(Enterprise)
オーナー向け機能の [機能ごとの利用許可するユーザー権限] は7項目しかなく、氏名の入った帳票や、本体がファイルの手順書がその枠から漏れていました。とくにファイルベース手順書は「手順書のファイル出力」を流用していたため、出力を絞ると閲覧まで一緒に止まり、逆に出力を開けるとファイルの持ち出しも開いてしまう状態でした。
次の4つを独立した項目として追加し、あわせて11項目になりました。
- ファイルベース手順書のダウンロード。手順書のファイル出力とは別の項目になりました。未設定のあいだは [手順書のファイル出力] の設定を引き継ぎ、一度保存すると独立して効きます
- 閲覧記録・点検表の出力(初期設定:閲覧ユーザー以上)
- 作業分析の出力(かんたん分析・手順書との比較・時間分析/初期設定:作成ユーザー以上)
- 作成計画の出力(初期設定:作成ユーザー以上)
追加した3項目の初期設定は、この設定を追加する前に操作できていた方に揃えています。設定を変更しない限り、これまで出せていた方が出せなくなることはありません。
●育成・資格・教育の出力を1つにまとめました
これまで [スキルマップ出力] だった項目を [育成・資格・教育の出力] に広げました。教育(コースの履修状況)のExcelだけこの権限を通っておらず、氏名つきの履修台帳を誰でも出せる状態だったためです。設定済みの値はそのまま引き継がれます。
●そのほか
- 権限がなく押せないボタンは、無効表示のうえ、カーソルを合わせると理由が出るようになりました
- 資格の証書として登録した添付ファイルも [添付ファイルのダウンロード] に従うようになりました
- 個人ページの活用レポートは、ご本人がご自身の分を出す場合にかぎり、この設定を [全員不可] にしない限りご利用いただけます
Word・Excel・PowerPointをファイルベース手順書として登録している場合、ダウンロードしないと開けない形式のため、[ファイルベース手順書のダウンロード] を絞ると対象の方は手順書そのものを閲覧できなくなります。画面上で見せたい場合はPDFに変換してご登録ください。設定画面にも同じ注意を表示しています。
④グループ管理者が、配下グループのフォルダも閲覧できるようになりました
フォルダのアクセス制限はグループの階層を上(親グループ)にたどる仕組みのため、上位のグループに所属しているだけでは、下のグループだけに公開したフォルダを開けませんでした。配下の管理を任せているグループ管理者に見せるには、そのグループ一つずつに所属させる必要がありました。
オーナー向け機能の [業務ルール] タブに [フォルダの閲覧範囲] を追加しました。初期状態はオフのため、有効にするまで現在の見え方は変わりません。
- 閲覧:グループ管理者が、自分が管理するグループ向けのフォルダをすべて閲覧できるようにする
- 編集:上の閲覧を有効にしたうえで、編集・改訂もできるようにする(こちらも初期状態はオフ)
組織変更でグループの親子関係を変えた場合も、所属を追加し直すことなく追随します。フォルダ側で [この中で編集も可能なグループ] を指定している場合は、そちらの指定が優先されます。設定の変更は監査ログに記録されます。
⑤そのほかブラッシュアップ
- コースの [前提資格](このコースを受ける前に持っているべき資格)を廃止しました。割り当てを止めずに注意を出すだけの機能で、資格側の「更新講習」(資格→コース)と向きが逆になり、混同を招いていたためです。資格とコースの関係は、資格ページの [更新講習] にまとめました
- コース内の手順書の到達状態(完了/誤答/未完/未読)のラベルを、表示言語にあわせて翻訳するようにしました
- 確認テストの平均点は、受験ごとの満点がそろっていて現在の設問数と一致するときだけ表示するようにしました
- ユーザーメニューの表示言語の選択が、言語名の長い言語でも窮屈にならないようにしました
- グループの親子関係が循環しているデータで、画面が固まることがある問題を修正しました
既存のご利用への影響
③と④で追加した設定は、いずれも変更するまで現在の動作のままです。③の初期設定はこの設定を追加する前に操作できていた方に揃えており、④は初期状態がオフです。
⑤のコースの [前提資格] のみ、設定していた場合に画面から表示がなくなります。割り当てを止める機能ではなかったため、受講や到達の記録に影響はありません。資格を条件にした運用は、資格ページの [更新講習] または手順書の [必要資格] をご利用ください。
関連情報
- 教育機能:コースの作り方・割り当て方・到達状況の見方
- AI処理オプションの各項目と選び方
- ファイルから手順書を作成する(Excel/Word/PowerPoint 対応)
- 機能ごとの利用許可するユーザー権限(ダウンロード・出力・共有のロール制限)
- グループ管理者が配下グループのフォルダも閲覧できるようにする
- 資格(免許・社内認定・健診)の期限を管理する
今後ともDiveをよろしくお願いいたします◎