「コース」は、複数の手順書を1つに束ねて「必ず身につけてほしいひとまとまり」として配信・受講管理する機能です。新人研修・年次教育・新機種の立ち上げなど、「これは全員が最後まで見て、理解した状態にしたい」 ときにご活用ください。到達(進捗)は既存の閲覧記録から自動判定されます。
ご利用可能なプラン
コース機能は Coreプラン以上(Core / Pro / Enterprise)でご利用いただけます。Free / Lite プランでは、教育タブを開いたときに上位プランへのご案内が表示されます。
コースの作成・割り当ては オーナー / チーム管理者 / グループ管理者が行えます。履修(受講)は割り当てを受けた全ロールのユーザーが可能です。サイドバーの [教育管理] → [教育] から開きます。
「教育(コース)」と「育成(スキルマップ)」の位置付け
教育・育成管理は、次の2レイヤーで役割を分けています。
- 教育(コース):「必ず見てほしい手順書のセット」 を束ねて配布する仕組み。手順書を閲覧・完了する(=コンテンツの消化)ことがゴール
- 育成(スキルマップ):「その人の力量」 を評価・計画・記録する仕組み。長期にわたる人の成長を追いかける
教育でコンテンツを配布して回し、育成で人の状態を可視化する、という組み合わせで使うのが基本形です。育成側の詳しい使い方は スキルマップとは?/スキルマークの見方 をご参照ください。
2つは切り離れているわけではありません。コースに [身につくスキル] を設定しておくと、そのコースを修了した人のスキルレベルが自動で更新されます(後述の「身につくスキル」)。資格を含めた3レイヤーの関係は 資格(免許・社内認定・健診)の期限を管理する をご参照ください。
コースを作成する
- サイドバー [教育管理] → [教育] を開き、[+ 新規コース] をクリックします。
- 編集ドロワーが上から順に、次の項目を設定します。
コース名・説明
- コース名(必須):例「新人向け 現場立ち上げコース」
- 説明:どんな相手に、何を身につけてほしいコースかを一言で書きます
- AI生成:追加した手順書の内容から、コース名・説明の候補をワンクリックで生成できます
コースサムネイル
コース一覧・履修者画面で表示される画像です。未設定の場合は、コース内の先頭手順書のサムネイルが自動で使われます。任意で図形・テキストのオーバーレイを乗せて、コースらしく仕上げることもできます。
手順書を追加する
コースに含める手順書を追加します。追加方法は2種類あり、スキルマップと同じ操作系です。
- フォルダから選ぶ:フォルダ階層をたどって手動で選択します
- AI検索から選ぶ:自然言語で検索してAIが提案した候補から選びます(コース向けの初回クエリ「このコースに役立つ手順書を提案してください」が自動で入力されます)
フォルダから選ぶで開く画面では、手順書の名前やカードを押すと、中身を確かめるためのプレビューが開きます。コースに追加する手順書は、左側のチェックボックスにチェックを付け、右下の[決定]で確定します。
プレビューは画面の中のウィンドウなので、右上の × で閉じれば編集中のコースの入力はそのまま残ります。ブラウザの「戻る」で前の画面に戻ると、保存前の入力は失われます。設定の途中で別の画面を見るときは、先に[保存]をクリックしてください。
並び順はドラッグ&ドロップで入れ替えられます。順次アクセス(後述)を使う場合は、この並びが「開ける順序」になります。
設定
- 順次アクセス:ONにすると、前の手順書を完了するまで次の手順書を開けなくなります。順番に積み上げて学んでほしいときに使います
- 厳格な完走判定:ONにすると、途中の設問(クイズ)で 誤答があった場合は「完了」とみなさず「誤答」表示 になります。「ひとり立ち」を条件にしたい教育で使います
確認テスト(任意)
コースの理解度を測る確認テストを付けられます。設問は手動でも作れますし、追加した手順書の内容から AIに設問を生成させることもできます。
- 合格ライン:正答率で指定します(既定80%)
- 合格すると、コース全体の完了条件を満たしたことになります(= すべての手順書 completed + テスト 合格)
- 選択肢の並びを受験のたびに入れ替える:既定はONです。答えの位置を覚えて選ぶのを防げます。「上記のすべて」のように順番が意味を持つ選択肢がある場合はOFFにします
- 受験は何度でも可能。合否と受験履歴(毎回の回答)は「割り当て・到達」「コース分析」「人ページの [教育] タブ」から確認できます(後述の「確認テストの受験履歴を見る」)
身につくスキル(修了でスキルマップを自動更新)
コースに「身につくスキル」を設定しておくと、そのコースを修了した人のスキルレベルが自動で更新されます。教育の記録を見ながら、スキルマップに手で書き写す必要がなくなります。設定はコースの編集ドロワーで行います。
- コースの編集ドロワーで [身につくスキル] を開きます。
- チーム内のスキル(グループのスキル/チーム共通スキル)から、このコースで身につくスキルを選びます。
- スキルごとに 到達レベル を指定します(既定 Lv3)。
- コースを保存します。
修了とみなすタイミングは、確認テストがあるコースは テストに合格したとき、確認テストがないコースは コース内の手順書をすべて完了したとき です。確認テストがないコースは、本人が自分の [教育] タブ(トップページの「習得」)を開いたときに判定されます。
次の場合は自動で反映されません。
- コースに「身につくスキル」、資格に「証明するスキル」が設定されていること
- 対象の人が、そのスキルを持つグループに所属していること
- そのスキルを「対象外」にしている人は変更しません
- すでに同じレベル以上の人は下がりません(自動では下げません)
チーム全体の自動評価の設定(使うかどうか、レベルまで自動で確定するか、育成記録だけ残すか)は、[育成] → [共通設定] → [自動評価] で行います。詳しくは コース修了・資格取得・手順書の実績でスキルレベルを自動更新する または チーム共通のスキルを定義する(スキルマップの共通設定) をご参照ください。反対向きの設定(スキル側から [このスキルが身につくコース] を選ぶ)もでき、どちらから設定しても同じ紐づけになります。
コースを割り当てる(配信)
作成したコースを対象者に配ります。
- コース一覧の右側 [割り当て・到達] をクリックします。
- ドロワーが開くので [+ 割り当てを追加] をクリックします。
- 次を指定して保存します。
- 割り当て先:グループ/個人ユーザー(複数指定可)
- 履修期限:いつまでに終わらせてほしいかの目安日。到達グリッドでの色分けに使われます
グループの割り当て範囲(配下全体/直属のみ)
グループを選ぶ際は、クリックのたびに次のように状態が切り替わります(スキルマップと同じ操作感)。
- 選択なし
- 配下全体を含む:親グループ本体+その配下グループ全員が対象
- 直属のみ:そのグループの直属メンバーだけが対象(配下グループには広がらない)
割り当てチップには、直属のみ指定のグループには 「直属のみ」 の青バッジが表示されます。配下全体で保存したグループは、あとから子グループの構成を変えても 自動で追随します。
保存すると、割り当てられた対象者に 「新しいコースが割り当てられました」 の通知メールが自動送信されます(ゲストは通知対象外)。
履修期限リマインダー(自動メール)
履修期限を設定したコースは、期限の 3日前・前日・期限超過 の3タイミングで、担当者本人に自動でリマインダーメールが届きます。追加設定は不要です。
- 3日前、前日、期限超過(超過時は1回のみ)
- すでにコース内の全ての手順書を完了している人にはリマインドは送られません
- ゲストや無効化済みユーザーも対象外です
- 同じ期限に対して同じ段階のリマインダーは 1度しか送信されません。期限を変更すると重複ガードがリセットされ、新しい期限で再送されます
- 配信は毎日 08:00(JST)にまとめて実行されます
到達状況(進捗)を見る
コース画面上部の [コース別 / 人・グループ別] ビュー切替で、2つの視点で到達状況を確認できます。
コース別ビュー
1コースの中で 「対象者 × コース内手順書」 のグリッドが表示され、それぞれのセルが4色で塗り分けられます。
- 緑:完了(閲覧を完了。厳格ON時は誤答なしで完走)
- 赤:誤答(設問を間違えた/厳格ON時は完走しても誤答があれば赤)
- 黄:未完(開いたが完了していない)
- 灰:未読(まだ開いていない)
行末には コース完了率 と 確認テストの合否 が表示され、「どの人がどこで詰まっているか」を一望できます。
人・グループ別ビュー
逆に、1人/1グループが受講中のコース一覧と、その進捗を確認できます。左側にグループツリーが表示され、その境界はドラッグで幅を調整できます。人ページ(/dashboard/person/{uid})の [教育] タブでも同じ内容を見られます。
※ モバイル端末では、テーブルの左右固定列は自動で無効化され、横スクロールで全項目を確認できます。
確認テストの受験履歴を見る
確認テストは、いつ・誰が・どの問題で何を選んだかが1受験ごとに記録されます。次の場所から開けます。
- コース一覧の [分析(つまずき・確認テスト)] で開く コース分析 の [受験履歴]:そのコースの対象者ぜんぶ。設問カードの氏名を押すと、その人の履歴だけを開けます
- [割り当て・到達] の確認テストの合否表示:その人ひとりぶん
- 人・グループ別ビューと人ページの [教育] タブ、および受講者本人の「習得」カードの [受験履歴]:その人ひとりぶん
一覧には受験日時・何回目か・正解数・合否が並び、行を開くと、その受験で問題ごとに何を選んだかを確認できます。正誤は受験した当時の正解で判定されるため、あとから問題を差し替え・並べ替えしても、過去の受験が別の問題の誤答として見えることはありません。受験したあとに問題を変更した場合は、その旨の注意が表示されます。
この機能より前の受験は、問題ごとの回答が残っていないことがあります。その場合は合否と正解数のみの表示になります。
受講する側の体験
コースを割り当てられたユーザー側では、次の場所で受講できます。
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トップページの「習得」タブ:自分に課されたコースが一覧表示されます
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人ページ(自分のプロフィール)の [教育] タブ:同じ内容に加え、履修期限や進捗率が確認できます
各コースを開くと、含まれる手順書がサムネ・タイトル・概要付きで並びます。手順書を開いて閲覧・完了する/確認テストを受ける、という流れです。順次アクセスがONのコースでは、前の手順書が完了するまで次の手順書がロックされます。
更新履歴・アーカイブ
- 更新履歴:コース編集の履歴(誰がいつ何を変更したか)が自動記録されます。ドロワー右上のアイコンから確認できます
- アーカイブ:使わなくなったコースはアーカイブして一覧から非表示にできます(既存の割り当て・到達データは残ります)
こんな使い方ができます
- 新人研修:入社時に必ず見てほしい安全・基本操作の手順書をまとめて配布、確認テストで理解を担保
- 年次リフレッシュ教育:期限付きで再受講を促し、「見た/理解した」の全社台帳をコース1本で完結
- 新機種・新工程の立ち上げ:切り替え日までに関係者全員に完了してもらう。「厳格な完走判定 + 順次アクセス」で確実にひとり立ち
- 外注・派遣の初日オリエン:割り当てグループを「直属のみ」にして対象範囲を絞り、稼働開始前に必要最小限を消化してもらう