手順書を作るときに従うものを、辞書・テンプレートの「作成ルール」に1か所へまとめています。規程・書き方・出力フォーマットの3つで、互いを参照し合うため同じ画面に並べています。
この記事では3つの関係と、どれをどんなときに設定するかを説明します。個々の設定方法は、それぞれの記事をご覧ください。
3つの関係
画面の冒頭にも同じことが書かれています。
規程に書いてあることに従い、書き方でそろえ、出力フォーマットの形で出します。
| 節 | 答える問い | 中身 |
| 規程 | 何に従うか | 社内の規程のファイルと、そこから読み取った文書種別・必ず書く項目・禁止事項・粒度 |
| 書き方 | どう書くか | 言い回し・書き方、禁止事項、一般的な言い回し |
| 出力フォーマット | どの様式で出すか | 自社様式(Excel/Word/PowerPoint)への転記テンプレート |
規程が「守るべきこと」、書き方が「書きぶり」、出力フォーマットが「出した先の見た目」です。規程が「作業標準書はこの様式で」と決めている場合、その様式は出力フォーマットに登録したものを指します。3つが別々の画面にあると、この対応が見えなくなるため同じ場所に置いています。
開き方
サイドバーの[辞書・テンプレ]→[作成ルール]タブを開きます。3つの節は開閉でき、開いた状態は次に開いたときも引き継がれます。
設定にはチーム管理者以上の権限が必要です。PCブラウザから行います。
どれから設定するか
3つとも設定しなければ使えない、というものではありません。1つだけでも効きます。
●社内の規程のファイルがある場合
規程から始めます。ファイルを読み込ませると、文書種別・必ず書く項目・禁止事項・粒度をAIが整理して登録します。読み取った結果のうち「書き方に関する決まり」は、[書き方に取り込む]で書き方の節へ足せます。足すだけで、すでに書かれている行を書き換えることはありません。
●規程は無いが、書きぶりを揃えたい場合
書き方だけを設定します。文章で書き起こすのが大変な場合は、見本となる手順書やマニュアルファイルを登録して、AIに下書きを作らせることもできます。
●自社の様式で出す必要がある場合
出力フォーマットを登録します。規程に種別ごとの様式が書かれている場合は、読み取った種別と登録済みの様式の対応が「様式あり」「様式の対応なし」として表示されます。
設定した内容がどこで効くか
- 作る前のAI相談:種別の選択肢、様式の候補、公開の理由の候補として使われます
- AI解析(文章スタイル):[方針に従う]を選ぶと、書き方で定めた言い回しと粒度で手順を整えます
- 公開前チェック:規程・書き方・出力フォーマットが、それぞれ確認の項目になります。規程は原文をページ単位で読みながら照合し、出典(規程名とページ)と原文の引用つきで指摘します
- 手順書の出力:登録した様式に転記して出力できます
適用する範囲
規程と書き方は、全社(チーム)と拠点(グループ)で別に持てます。拠点に独自の設定が無ければ、全社のものがそのまま使われます。海外拠点だけ別の決まりがある、といった場合に分けてください。
拠点ごとの設定は、書き方の節の「拠点ごとの書き方」から、その拠点のグループ設定へ移動して編集します。上位から何を引き継いでいるかを見ながら書けます。
更新履歴と、前の状態に戻す
規程と書き方には、それぞれ更新履歴があります。いつ・誰が・何を変えたかが1行ずつ並び、その時点の内容を確認したうえで戻せます。
- 手動保存:人が保存したもの
- 自動生成:「現場の記録から育てる」による日次の更新。更新者は「システム」と表示されます
- 復元:過去の版に戻したもの
- 開始時点:履歴を取り始める前の内容
規程を戻すと、そのときの規程のファイルもまとめて戻ります。書き方を戻すと、見本手順書もまとめて戻ります。
ご利用いただけるプラン
作成ルールの3つはいずれもEnterpriseプランの機能です。お使いいただけないプランでは、節の見出しにプラン名が表示されます。
なお、作成ルールを設定していなくても「作る前のAI相談」はCoreプラン以上でお使いいただけます。相談で決めた目的・読む人・含める範囲は、AI解析の「説明」欄へ自動で引き継がれます。
よくある質問
●規程と書き方は、どちらを優先しますか
役割が違うため競合しません。規程は「何を書かなければならないか」、書き方は「どう書くか」を決めます。公開前チェックでも別々の項目として確認します。
●規程を登録したら、書き方は要りませんか
規程に書きぶりの決まりが含まれている場合は、[書き方に取り込む]で書き方へ足してください。規程をそのままAIに読ませているのは公開前チェックの照合で、文章を作るときに効くのは書き方のほうです。
●3つとも設定しないと使えませんか
いいえ。1つだけでも効きます。設定していない節は、公開前チェックで「対象なし」と表示されます。