今回のリリースでは、手元にある写真や資料から手順書を作れる範囲を広げました。撮りためた作業写真から、AIが手順の文章まで書けるようになりました。また、Excel・Word・PowerPoint を今の体裁のまま手順書として配れるようにしています。あわせて、スキル分析の一覧から育成計画をまとめて見直せるようにしました。
①写真からAIで手順書を作れるようになりました
これまで、写真(画像)を並べて手順書を作ると、画像が手順に入るだけで、作業内容の文章はすべて手で書く必要がありました。AIで文章まで作れるのは、動画と、PDF・Excel・Word・PowerPoint に限られていました。
今回のリリースで、画像もAIで手順書にできるようになりました。AIが写真に写っている作業を読み取り、画像1枚を1つの手順として、作業内容・コツ・注意点・安全事項を書きます。スマートフォンで撮りためた作業写真から、文章の入った手順書をそのまま作れます。
●複数の写真を並べて、1本の手順書にする
素材ページで画像を複数選び、[選んだ順で手順書を作成] を押します。「選んだ画像から、AIで手順の文章を書きますか?」と表示されるので、次のどちらかを選びます。
- AIで文章を書いて作成:並べた画像をまとめてAIが読み取り、並び順どおり1枚1手順で文章を書きます
- 画像だけで作成:これまでどおり、文章は空のまま画像だけで手順書を作ります
一度にAIで文章を書けるのは30枚までです。サイドバーの [+] → [ファイルから作成] の [画像] タブでも、複数枚を選んで同じように作れます。
●1枚の写真から手順を作る
画像をアップロードするときに「アップロード後、そのままAIに画像を手順へ変換させますか?」と確認します。アップロード済みの画像は、素材カードの [AI処理を実行] から実行できます。AI処理が済んだ画像は、[ファイルから作成] の [画像] タブで選んで手順書にできます。
複数枚を一度にアップロードしてAI処理すると、1枚ずつ別々に処理します。並べて1本の手順書にしたい場合は、アップロードのみ行い、上の「複数の写真を並べて、1本の手順書にする」の手順で作成してください。
●作成済みの手順書に追加する
手順の追加で [画像] を選ぶと、1枚の場合、AI処理済みの画像は文章ごと手順に入ります(AI処理をしていない画像は、これまでどおり画像だけの手順になります)。複数枚の場合は、[AIで文章を書いて追加] と [画像だけで追加] から選べます。画像の手順で画像を差し替えるときは、AI処理済みの画像であれば、文章もその画像のものにするかを確認します。
●写真の説明を書くと、読み取りの精度が上がります
AI処理オプションの [画像の説明] に、何の作業の写真か(対象・目的・使う道具など)を書くと、AIが作業を読み取る手がかりになります。
例:ポンプ PT-300 を分解する作業の写真。インペラを取り外すまで。使用工具:六角レンチ。
社内の専門用語や業種などの共通の前提は、専門用語集に一度登録しておけば、毎回入力しなくてもAI解析に反映されます。写真に文字が写っている場合は、その言語を選ぶと文字の読み取りの精度も上がります。
●対応している画像の形式
JPEG・PNG・WebP・HEIC に対応しています。GIF・SVG・AVIF と、ARの位置合わせ画像はAIで読み取れないため、選ぶと画像だけで手順を作るかを確認します。
●ご利用条件
画像のAI処理は、PDF・Excel・Word・PowerPoint から手順書を作る場合と合わせて回数を数えます。Freeプランは1日1回まで、Lite, Core, Pro, Enterpriseプランは回数の上限はありません。複数枚を並べて1本の手順書にする場合は、枚数によらず1回と数えます。
②Excel・Word・PowerPoint を、今の体裁のまま手順書として配れるようになりました
手順に分けず、ファイルをそのまま1つの手順書として登録する「ファイルベース手順書」では、これまで Excel・Word・PowerPoint を「その他」のファイルとして扱っていました。画面内には表示できず、現場ではダウンロードして開く必要がありました。
今回のリリースで、AI処理が完了した Excel・Word・PowerPoint は、PDF に変換したものを画面内に表示するようにしました。現場の方はファイルを開くだけで内容を確認でき、ダウンロードすると元のファイル(.xlsx など)が取得できます。オフラインのときは、表示中の PDF を取得します。
フォルダでの整理・閲覧権限の設定・検索・閲覧の記録といった手順書の管理機能は、そのまま使えます。いま運用している Excel の点検表や Word の作業標準書を、見た目を変えずに現場へ配布できます。
●ファイルから作成で、取り込み方を選べるようになりました
[ファイルから作成] でファイルを選ぶと、[ファイルをどう取り込みますか?] が開き、次の4つから取り込み方を選べます。これまで新規作成では、AIが分けた手順をすべて取り込む形だけでした。
- そのまま(1手順):ファイル全体を1つの手順にします
- 1手順1スライド:AIが分けた手順をすべて取り込みます
- スライドを選ぶ:使うページを選び、そのページの手順だけを取り込みます
- ファイルベース:手順には分けず、ファイルをそのまま1つの手順書にします
●ファイルを差し替えたときに、手順書の情報も合わせられます
ファイルベース手順書の [ファイルを変更] で別のファイルを選ぶと、サムネイル・タイトル・概要説明・使用物・関連ファイルを、選んだファイルの内容に合わせるかを項目ごとに選べます。
③スキル分析の一覧から、育成計画をまとめて見直せるようになりました
これまで、育成担当者の変更や計画期間の設定は、一人ずつ個人のページを開いて行う必要がありました。「このスキルがレベル2で止まっている人は誰か」「その人の育成は誰が担当しているか」を確かめるにも、画面を行き来することになっていました。
今回のリリースで、スキル分析の一覧に「現在Lv」「育成担当」の列を加え、すべての列で絞り込めるようにしました。絞り込んだ人を選んで、その場で次の操作をまとめて行えます。
- 育成担当をまとめて変更
- 計画期間をまとめて設定
- 本人と育成担当者へ、現在のレベル・育成計画・着手状況をメールで連絡
絞り込みで隠れている人には、まとめての操作は効きません。グループ管理者が操作できるのは、自分が管理するグループの人だけです。
●育成担当者を、グループの外からも選べます
育成担当者の候補を、学習者と同じグループの方に限らないようにしました。オーナー・チーム管理者はチームの全員から、グループ管理者は自分が管理するグループのメンバーから選べます。育成担当者は、学習者とグループが違っても、そのスキルの育成記録を付けられます(PC・モバイルとも)。
●チーム共通スキルを解除しても、育成の記録が途切れません
グループのスキルをチーム共通スキルから解除し、あとで取り込み直したり、もう一度チーム共通スキルにしたりしても、同じスキルとして元に戻るようにしました。評価・育成記録・育成計画は、そのまま引き継がれます。
あわせて、チーム共通スキルの名前・説明・評価基準を編集できるのは Enterpriseプランに揃えました。これまで Enterprise以外のプランでも、チーム共通スキルにしたグループからは編集できていました。そのグループだけ内容を変えたい場合は、チーム共通スキルを解除してから編集してください。目標レベル・必要人数と、そのグループだけの手順書は、これまでどおり変えられます。
●ご利用条件
スキルマップは Core, Pro, Enterpriseプランでご利用いただけます。
既存のお客様への影響
設定のやり直しが必要な変更はありません。Enterprise以外のプランで、チーム共通スキルの名前・説明・評価基準をグループ側で直していたお客様は、今後は解除してから編集していただく形になります。
関連情報
- ファイルから手順書を作成する(Excel/Word/PowerPoint 対応)
- 既存ファイルをそのまま手順書として登録する(ファイルベース手順書)
- スキル別に全グループの到達状況を確認し、育成をまとめてフォローする
- スキルの育成計画(期間・担当者)を設定する
- チーム共通のスキルを定義する(スキルマップの共通設定)
今後ともDiveをよろしくお願いいたします◎