既存の Excel マニュアル・作業標準書・チェックシートや、Word の手順書・PowerPoint のスライドを Dive にアップロードすると、AI が タイトル・概要・手順(設問・良否判定を含む)まで自動生成し、動画手順書と同じ画面で編集・共有できます。
多くのお客様は現状 Excel で手順書を運用されています。改めて動画を撮り直したり、原稿を書き直したりせずに、既存の手順書資産をそのまま Dive に移せる導線です。
対応ファイル形式
- PDF(従来対応)
- Excel:.xlsx / .xlsm / .xls
- Word:.docx / .doc
- PowerPoint:.pptx / .ppt
- OpenDocument:.odt / .ods / .odp
アップロードすると Cloud 側で PDF に変換され、そこから AI が手順を構成します(元の Excel/Word/PPT ファイル自体も素材として保持されます)。
写真などの画像(JPEG/PNG/WebP/HEIC)からも、同じ [ファイルから作成] の [画像] タブで手順書を作れます。画像は1枚を1つの手順にし、複数枚を選ぶと並べた順に1本の手順書にします。画像の場合は、この記事で説明する「取り込み方の選び方」と「手順の分け方」は使いません。
作成手順
- サイドバーの [+] ボタン → [ファイルから作成] をクリックします
- ファイルを選ぶ画面が開きます。新しいファイルは、ドラッグ&ドロップするか [ファイルを選択] からアップロードします
- アップロードすると AI処理オプションが開きます。必要に応じて調整し(詳細は次節)、[実行させる] をクリックします
- AI処理が完了したら、そのファイルを選びます。[素材]にある AI処理済みのファイルも、そのまま選べます
- [ファイルをどう取り込みますか?] が開くので、取り込み方を選びます(次の「取り込み方の選び方」を参照)
- [手順化の設定] で読み上げ・設問などを確認し、[この内容で決定] をクリックします
- 手順書の編集画面が開きます。内容を確認・編集して公開します
途中で処理をやり直したいときは、素材の詳細モーダルから [AI再実行] でオプションを変えて再解析できます(同じファイルから何度でも試せます)。
取り込み方の選び方
ファイルを選ぶと、手順書への取り込み方を次の4つから選べます。各ボタンにマウスを重ねると説明が表示されます。
- そのまま(1手順):ファイル全体を1つの手順にします。タイトルと概要には、AIが読み取った内容が入ります
- 1手順1スライド:AIが分けた手順をすべて取り込みます。ボタンにマウスを重ねると「10 ページ → 12 手順」のように、作られる手順の数が表示されます。手順の分け方は AI処理オプションの [手順の分け方] に従うため、ページ数と手順数は一致しないことがあります
- スライドを選ぶ:使うページを選び、そのページの手順だけを取り込みます。AIが手順を作らなかったページ(表紙や、前のページからのはみ出しなど)を選んだ場合は、そのページを表示するだけの手順になります
- ファイルベース:手順には分けず、ファイルをそのまま1つの手順書にします。開くとファイルがそのまま表示されます。Excel・Word・PowerPoint は PDF に変換したものが表示され、ダウンロードすると元のファイルが取得されます。詳しくは 既存ファイルをそのまま手順書として登録する(ファイルベース手順書) をご参照ください
Excel・Word・PowerPoint から作った手順では、手順に表示されるのは PDF に変換したページです。
作成済みの手順書に手順を追加する場合
手順書の編集画面で手順を追加するときに、[どんなコンテンツの手順を追加しますか?] で [ファイル] を選ぶと、PDF に加えて Excel・Word・PowerPoint も選べます。選んだあとは、上と同じ [そのまま(1手順)]/[1手順1スライド]/[スライドを選ぶ] から取り込み方を選びます。[ファイルベース] は新規作成のときだけ選べます。
Excel・Word・PowerPoint は AI処理が完了しているファイルのみ選べます。PDF は AI処理をしていなくても [そのまま(1手順)] で追加できます([1手順1スライド] と [スライドを選ぶ] は AI処理が必要です)。
AI処理オプションの詳細
ファイルの内容や作りたい手順書のイメージに合わせて、次のオプションを調整できます。
本文モード(内容の取り込み方)
- 整形(要約)(既定):AI が本文を読み解いて 手順として読みやすい文章に整形します。冗長な説明はまとめ、動作の主語・目的語を明確にします。
- 転記(原文どおり):ファイル内のテキストを そのままの表現で手順本文に落とします。社内の言い回しや語尾を厳密に維持したいときに使います。
手順の分け方
- 内容ごと(既定):AI が本文の意味的な区切りで手順を分割します。Excel の1つの手順が複数セルに散っている場合でも、内容単位でまとめられます。
- ページごと:PDF化した1ページ=1手順として分割します。1シート1ページに整えた Excel・PowerPointのスライドと相性が良いです。
文体
- 命令(例:「電源を入れる」)
- 敬語(例:「電源を入れます」)
- 勧誘(例:「電源を入れましょう」)
- 書き方:チームで 手順書の書き方 を設定している場合、その書き方に沿います
変換モード(PDF 化時のレイアウト)
Excel の場合、シートを PDF に変換するときのレイアウト指定です。
- 印刷設定に従う(既定):Excel ファイル側の印刷設定(改ページ・印刷範囲)どおりに変換します
- 横1ページ幅:横方向を1ページ幅に収まるように縮小して変換。横長のシートで途中で切れる問題を回避
- 1シート1ページ:各シートを1ページに強制収めます
設問を作る
AI処理オプションの [設問を作る] にチェックを入れると、資料の内容から作業者に出す設問をAIが作ります。既定はONです。OFFにすると、元の資料に設問として書かれているものだけを取り込みます(従来の動作)。表紙・目次・改訂履歴など、作業の中身が無いページには設問を作りません。
チェックを入れると [設問タイプ](現場確認/理解度テスト)を選べます。既定は [現場確認] です。内容は AI処理オプションの各項目と選び方 をご参照ください。
本文の書き方が [転記] のときは、原文をそのまま写すモードのため [設問を作る] は選べません。元の資料にある設問だけを取り込みます。
手順書にするときの設定
AI処理が終わったあと、手順書として作成するときの [手順化の設定] で次を指定します。
- 設問を手順に反映する:作られた設問を手順に付けるかどうかです。外すと手順本文だけの手順書になります
- 想定と違っても次へ進める:設問を正誤ではなく正常・異常の判定にします。点検表・チェックシートの運用に向いています。AI処理オプションで [現場確認] を選んだ素材は、初めからONになります
- 読み上げ対象:作成した手順書の再生時に、本文を音声で読み上げるかどうかです
詳しくは 手順化の設定(読み上げ・字幕・設問・関連ファイル) をご参照ください。
参考手順書を指定する(β・関連機能)
動画から手順書を作る際に、既存の手順書・ファイル(Excel など)を参考資料として指定し、動画解析に反映させることもできます。既に整備した Excel 手順書をベースに動画マニュアルを作りたい場合はぜひご活用ください(β 提供中)。詳しくは 動画解析で参考手順書を指定する(β) をご参照ください。
よくある質問
Q. Excel のグラフや画像も手順書に反映されますか?
A. PDF 化した段階で 画像・グラフはページ画像として取り込まれます。AI は本文中のテキストを主に読み取り、画像はサムネイル・参照素材として手順に添付されます。ページ画像を活かしたい場合は 「ページごと」 の分け方が向いています。
Q. マクロ付きの .xlsm も取り込めますか?
A. はい。.xlsm も対応形式です。マクロそのものは実行されず、表示上のシート内容が PDF に変換されて取り込まれます。
Q. AI が想定した通りの手順に分けてくれません。
A. 素材の詳細モーダルから [AI再実行] でオプションを変えて再解析できます。「分け方」を [内容ごと] ↔ [ページごと] で切り替えるだけでも結果が大きく変わります。それでも合わない場合は、手順書エディタで手動編集いただくのが確実です。
Q. 同じファイルから何度でも作成できますか?
A. はい。[素材]に保存されたファイルは、必要に応じて何度でも [AI再実行] で再解析でき、都度新しい手順書を作成することもできます。
Q. 対応ファイルの上限サイズは?
A. 動画素材と同じアップロード上限が適用されます。大きすぎる Excel / PowerPoint(数百ページ相当)は分割してアップロードいただくと安定して処理できます。