設問の結果からスキルレベルを自動で更新する方法は、手順書の設問と教育(コース)の確認テストの2つです。どちらも、誰がどの設問で間違えたかが記録に残ります。確かめたい内容によって向き不向きがあるため、本記事では使い分けの目安と、2つを組み合わせる方法を説明します。
Core / Pro / Enterpriseプランでご利用いただけます。自動更新のしくみと設定は コース修了・資格取得・手順書の実績でスキルレベルを自動更新する をご参照ください。
2つの方法の違い
| 手順書の設問 | 確認テスト | |
| 確かめること | 手順どおりに作業できるか(1人で実施できるか) | 作業の理由・基準・決まりなどを理解しているか |
| 回答するタイミング | 作業しながら、手順ごとに回答します | コース内の手順書をすべて完了したあと、まとめて回答します |
| 間違えたとき | 正解するまで次の手順へ進めません。その場で正しいやり方に戻します | 止まらずに最後まで回答し、終わってから採点します |
| 合否 | ありません。一度も誤らずに最後まで実施したか(ひとり立ち)で判定します | 合格ライン(正答率。既定80%)で判定します。再受験できます |
| 設問の種類 | Yes/No選択・単一選択・複数選択・自由入力(数字)・自由入力(テキスト) | 選択式(正解は1つ) |
| スキルレベルが上がる条件 | スキルに紐づけた関連手順書を、すべてひとり立ちで完了したとき(既定) | 確認テストに合格したとき |
| 分かる弱い部分 | どの手順の設問で、どの選択肢を選んで間違えたか | どの問題で、どの選択肢を選んで間違えたか |
どちらを使うかの目安
手順書の設問が向いている場合
- 作業者をひとり立ちさせてよいかを判断したい
- 間違えた時点で正しいやり方に戻し、誤ったまま作業が進まないようにしたい
- 弱い部分を、作業のどの手順かで知りたい
- OJTなど、現場で手順書を見ながら作業を覚える運用をしている
確認テストが向いている場合
- 作業の理由、品質基準、安全上の決まりなど、覚えておくべき知識を確かめたい
- 不正解でも止めずに最後まで回答させ、点数で合否を決めたい
- 新人教育や定期教育の締めくくりとして、受講と合否の記録を残したい
- 弱い部分を、知識のどの問題かで知りたい
2つを組み合わせる
同じスキルに、2つの方法を同時に設定できます。到達レベルはそれぞれに設定するため、段階を分けて使えます。
たとえば、確認テストに合格したら「理解している」段階のレベルまで、関連手順書をひとり立ちで完了したら「1人で実施できる」段階のレベルまで上がるように設定します。知識の弱い部分は確認テストの誤答から、作業の弱い部分は手順書の設問のつまずきから確認できます。
自動更新はレベルを上げる方向にのみ働くため、どちらが先に条件を満たしても、高いほうのレベルが残ります。
設定の流れ
手順書の設問で評価する
- 手順書の各手順に設問を設け、正解を設定します(手順毎の設問設定)。
- スキル定義編集の [紐づけ] タブで手順書を関連手順書として紐づけ、[すべて完了したときの到達レベル] を選びます。
- [育成] → [共通設定] → [自動評価] の「関連手順書の実績で上げる」で、完了とみなす条件を選びます。既定は「ひとり立ちで完了したときだけ」です。
確認テストで評価する
- コースに手順書を追加し、確認テストを付けて合格ラインを指定します。
- コースの [身につくスキル] でスキルと到達レベルを選びます。
- コースを対象者に割り当てます。
コースの作り方は 教育機能:コースの作り方・割り当て方・到達状況の見方 をご参照ください。
間違えた箇所を確認する
手順書の設問の場合
1人ずつ確認するときは、次の手順で開きます。
- [育成] から対象者のスキルページを開き、対象のスキルをクリックします。
- [育成記録] タブの「関連手順書の閲覧・完了報告状況」で、[ひとり立ち] 列の表示をクリックします。
- つまずきマップが開き、その方がどの確認ポイントで、どの選択肢を選んで間違えたかを確認できます。
手順書ごとにチーム全体で確認するときは、活用レポートのつまずきマップを使います。どの確認ポイントで・何人が・どの選択肢で詰まったかと、詰まった人を確認できます(活用レポートで導入効果を確認する)。
確認テストの場合
受験履歴に1受験ごとの回答が残り、誰がどの問題でどの選択肢を選んだかを確認できます。受験履歴は、コースの「割り当て・到達」「コース分析」と、個人ページの [教育] タブから開けます。
よくあるご質問
手順書の設問で、不正解でも最後まで進めるようにできますか
正解を設定した設問は、正解するまで次の手順へ進めません。[想定と違っても次へ進める] をオンにすると止まらずに進みますが、正解/不正解ではなく正常/異常の記録になります。「異常」と回答しても完了の扱いは変わらないため、間違いの有無はスキルレベルに反映されません。不正解でも最後まで回答させたい場合は、確認テストをご利用ください。
手順書の設問で、知識を問うことはできますか
できます。AIに設問を作らせるときに設問タイプを「理解度テスト」にすると、記憶を問う設問になります。ただし動き方は他の設問と同じで、正解するまで次へ進めず、点数や合否はありません。点数で合否を決めたい場合は確認テストを使います。
間違えた人のスキルレベルは下がりますか
下がりません。自動更新はレベルを上げる方向にのみ働きます。
設定する前に手順書を実施した人や、確認テストに合格した人にも反映されますか
反映されます。紐づけや到達レベルを保存した時点で、既に条件を満たしている人のレベルが更新されます。